宝塚歌劇団花組のバウホール公演・聖乃あすかさん主演『PRINCE OF ROSES-王冠に導かれし男-』を観劇してきました。
演出は2014年に宝塚歌劇団に演出家として入団した竹田悠一郎さんの宝塚バウホールデビュー作でした。
パンフレットの中に書いてある竹田悠一郎さんの文章にも「これからトップスターに挑むべき演者」と書いてありますので、(わかっていますが)聖乃あすかさんもこれからトップ路線に食い込んでくる人材ですね。
主演:聖乃あすかさん
すでに花組で新人公演主演を3回経験されていていますし、100期生の中でも初のバウホール主演となりました。
バウホール公演は、このように新人育成の場所としての公演も行われていますので、今回は特にそんな新人育成の場らしい公演だったな〜と思います。
下級生からヒロイン抜擢
なにより今回、とても驚いたのが、105期生(研究科2年)の星空美咲さんがヒロインとして、抜擢されていました。
元月組娘役トップのちゃぴと似ているということで、音楽学校生時代から注目されていました。
今回初めて歌、ダンスを拝見させていただきましたが、非常にバランスのいい技術をお持ち。歌もとても上手。素敵でした。
これから、花組トップ娘役候補として抜き出てくるだろうな〜と思いました。が、
もうひとりの抜擢、104期生(研究科3年)の美羽愛さん。
美しすぎる娘役タカラジェンヌベスト5(2019年版)の5位に勝手に選ばせてもらいました。
こちらも非常によかったですね。
とても愛らしい雰囲気でほんわかした雰囲気かと思いきや今回の役は、なんだか新しい一面を見た気がしました。幅ひろく、これからも活躍していかれるでしょう。
「はいからさんが通る」の新人公演では、ヒロインにえらばれていましたが、残念ながら、コロナの影響で中止になってしまいましたが、今になって思うと美羽愛さん、見たかったわ〜。
100期の聖乃あすかさんがトップになるには、この研究科2,3年の娘役から発掘していくでしょうから、そのための人材発掘での抜擢のようですが、十分に実力を発揮されていましたね。
こうして、着々と、次の世代へ引き継ぐ準備をしている宝塚歌劇団・・・・という感じを見せてもらった公演でした。