以前、歌劇団退団後に異例の転身をしたタカラジェンヌを紹介しましたが、まだまだ、異色の経歴を歩む元タカラジェンヌがいるので、第2弾として紹介していきたいと思います。
彩羽真矢(あやはね・まや)
アイドル、ユーチューバーとして活動中。
2002年90期生として宝塚音楽学校に入学。
宙組男役に配属され、入団から5年で退団。
その後は舞台、関西を中心にテレビレポーターなどで活動し、2013年MBS「歌ネタ王決定戦」で準決勝進出、2014年ピン芸人日本一決定戦「R-1ぐらんぷり」では3回戦に進出した。
「現役アイドル 永遠の30歳」という肩書きでアーティスト活動もしており、2015年にファーストシングル「デビュー!!」を発売。
その後2019年に「HAPPY BIRTHDAY」をリリースして、通算5枚のシングルをリリースした。
7年ほど前からユーチューブも始め、宝塚風メイク動画や宝塚の裏話などの動画が人気。
チャンネル登録者は5万人超。
真汐薪(ましお・しん)
現在、水戸部優子(みとべ・ゆうこ)の本名で八洲学園大学学長を務める。
1995年宝塚音楽学校入学の83期生。
男役として星組に配属され、2005年に退団。
その後は2007年に「縄文アソシエイツ株式会社」でヘッドハンティングのコンサルティング、トップ人材育成のための勉強会・研修運営等の運営を経験。
それと並行して2014年に慶應義塾大学経済学部を卒業した。
同年「株式会社Kaien」で発達障害者を対象とした就労移行支援事業、職業訓練の運営・就職支援・定着支援事業等に携わり、2018年に八洲学園大学学長に就任した。
遥海おおら(はるみ・おおら)
元祖カリカリ梅開発メーカー「赤城フーズ」の6代目代表取締役社長の遠山昌子さん。
祖父が同社の4代目社長で父が専務。
長女として生まれ、自宅が本社工場の隣という環境で育った。
1998年86期生として宝塚音楽学校に4回目の受験で合格。
宙組男役として活動していたが、祖父が体調を崩し、2人の兄も違う道に進んでいたため、自分が後継するために2005年に退団し、赤城フーズ株式会社に入社。2007年より常務取締役、2018年より代表取締役社長に就任した。
瞳ゆゆ(ひとみ・ゆゆ)
フリーアナウンサー。
2002年、宝塚音楽学校入学の90期生。
花組配属で娘役として活躍。
在団中の2006年に宝塚のCS番組「TAKARAZUKA SKY STAGE」でMCを担当したことがきっかけになり、2012年に退団後はフリーアナウンサーを目指し、サッカースクールの受付のアルバイトなどをしながら、アナウンサースクールに1年間通った。
多数のフリーアナウンサーやキャスターを輩出する芸能事務所「ジョイスタッフ」に所属すると、約2か月でレギュラー番組が決まり、競馬や経済、ニュースなど多岐にわたる番組に出演してきている2018年から、宝塚受験動画レッスンサイトを開設。
2020年には宝塚OGのセカンドキャリアを応援する「宝塚OGサポーターズクラブ」をオープンした。
愛田まち(あいだ・まち)
現在はプロデューサー、ショーディレクター(演出家)、振付師の中間裕子さん。
1973年に宝塚音楽学校入学の61期生。
星組娘役となり、1978年には東京・日生劇場で日本初演の「アニー」の主演を務めた。
1983年に退団後は、東京ディズニーリゾートに在籍し、ダンサーとして多くのショーに出演。
1987年からテーマパーク等で演出、振付け、ステージショーの制作などを行い、2005年には歌手、BoAのアリーナコンサート「ベスト・オブ・ソウル」の総合演出を務め、テーマパーク以外のステージショーやイベント制作にも進出を開始。
2009年5月、株式会社A・M・J エンタースペースを設立し、代表取締役社長に就任。
演出家、振付師、総合舞台芸術家として活動を広げている。
2008年の「ディズニー・オン・クラシック」に振付師として参加。
2016-2017年に行った全国ツアー「東京ディズニーシー15周年 ”ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ” イン コンサート」では、総合演出家として参加。
他にも作詞、訳詞なども多数手掛けている。