宝塚歌劇が好きで好きで、、、、、
そんな宝塚歌劇にハマり、月に何度も公演を観劇し、日々の生活の活力にしている宝塚ファン、通称、ヅカオタ。
普段の生活の中で「あ、これご贔屓さんに似合いそう!」とか「これは◯◯さんっぽいな」なんて考えるのってヅカオタあるあるですよね。
ジェンヌさんだけでなく、このジャケットはエリザベートのルドルフっぽい!とかこれ絶対シトラスの風の帽子じゃん…!というように公演そのものにインスピレーションを感じたかのような物にもついつい目がいっちゃいがちなもの。
中には自分の好きな物や歌にもご贔屓さんの片鱗を感じたりしてそれだけで泣けてきたりするものです。
さて、そんなヅカオタが大好きな「概念」を全力で体現してくれているショーがあるのをご存知でしょうか?
それが宝塚歌劇団の演出家、藤井大介先生の手掛けられているお酒をテーマとしたもの。
これまでに藤井先生が創り上げられたお酒に纏わるショーをご紹介させていただきます。
花組 Cocktail-カクテル-
2003年に上演された作品。
初演は匠ひびきさんの退団公演でした。
その後春野寿美礼さんがトップスターさんとなり全国ツアーと博多座公演でも上演されています。
実はこちら元花組トップスターである安寿ミラさんを振付師として起用されており、花男ならではなラテンな熱いダンスがぎっしりと詰め込まれています。
退団された後もその組に携わられるだなんて改めて宝塚って素敵な場所なんだなぁ…と感じることもできるという意味でもおすすめです。
カクテルキングに匠さん、カクテルクイーンに大鳥れいさんが扮し、とにかく華やかでノリノリな楽曲も多いためこれからの暑い季節にもばっちりです!
花組 Sante!!~最高級のワインをあなたに~
2017年に上演されたこちらの作品。
客席の皆さんもキャトルにて販売されているワイングラスを購入し、各々デコレーションをしたりして楽しんだ方も多いのではないでしょうか?
そのワイングラスをジェンヌさん達と交わすことができた時の幸せったらないですよね…!!
パンフレットのお写真を見ているとこんなにかっこよくワイングラス持つ人他に見たことない…という宝塚ならではな満足感もありますので、お手元にパンフレットがある方は改めて是非チェックされてみてくださいね。
口当たりの軽いワインだとポップに、そして重いタイプのワインではしっとりとバラード…。
普段宝塚には興味のないワイン好きの友人からこれが観たいとわざわざ連絡を受けて同行したこところ、きちんとその表現が題材となっているワインにぴったりだったようで観劇のお礼にとワインを1本いただいたので個人的には思い出深いショーになります。
アクアヴィーテ (aquavitae) !! ~生命の水~
こちらが1番最近のもので2019年に上演されたものになります。
ウィスキーと聞くとあまり女性には馴染みのないお酒になるかもしれませんが、藤井先生の「好き」がかなり詰まっている作品だな、と感じました。
ほぼ体感5分のショーです。
満足感はあるのにもっと欲しいと思ってしまう…まるで本当にお酒のよう。
CMでもお馴染みの「ウィスキーがお好きでしょ」という歌詞で知られている「ウィスキーが、お好きでしょ」をしっとり歌いながら銀橋や客席を練り歩く真風涼帆さん・芹香斗亜さん・桜木みなとさんの日替わりにはドキッとさせられるやら爆笑をかっ攫うやらで色々な意味で心臓に悪いシーンでした。
こちらもSante!!同様カクテルグラスが販売され、ファンの皆さんによる鮮やかなデコレーションが劇場でも数多く見られました。
客席降りはなくともこういったアイテムがあるとショーもまた楽しさが倍増しますよね!
藤井先生のショーはとにかく全てが楽しくて本当にお酒に酔いしれるかのような気分に浸れるというのがおすすめポイント。
特にこちらの3作品は先生のお好きなお酒を題材としたものであるためいつも以上に胸トキメクシーンが多めに感じます。
カクテル・ワイン・ウィスキー…ときたら日本酒や焼酎なんかもあるのでは?という妄想にも繋がりますし、そうなると和物のショー?!なんていうワクワクが止まりません。
実際に上演されるかはわかりませんが、皆さんなりに藤井先生になりきってどんなお酒がどのジェンヌさんに合うか、そしてその時にこんなお衣装を着て欲しい!なんていう妄想キャスティングを是非楽しんでみてください。