宝塚歌劇団星組公演、宝塚大劇場では紅ゆずるさんのさよなら公演が終わりました。
東京宝塚劇場でもさよなら公演が始まろうとしています。
今回は「星を継ぐもの」である礼真琴さんについて書きたいと思います。
紅ゆずるさんが宝塚を卒業されると聞かれたとき、「不安すぎる!」と号泣されたそう・・・・。
どれほど紅ゆずるさんを慕って頼ってついてこられていたかが痛いほどわかるエピソードです。
紅ゆずるさんと礼真琴(こっちゃん)は、88期と95期、7つも違うんですね。
無理もないですね。
花の95期生
95期といえば、男役さんも娘役さんも、素晴らしい生徒さんの多い期です。
一字ずつ柚希礼音さんのお名前がついている芸名を持っている95期生がみんなトップになるという奇跡。
本当に95期には素晴らしい生徒さんがたくさんおられ、中でも娘役の愛希れいかさんと実咲凛音さん♪は、存在感のある大きな大きな大好きなトップ娘役さんでした。
このお二人、下級生のころはルームメイトだったらしいです。
とっても仲良しだったのですね。100周年のそのときも、共にトップ娘役さんとして立派にお役目を果たされました。
そしてこれからは96期男役さんが次々とトップになっていかれるのでしょう。
その先頭をきるのが、成績1番の礼真琴(こっちゃん)です。
礼真琴の下級生時代
こっちゃんは、星組配属になってすぐの出演作品が柚希礼音さんお披露目公演「太王四神記VerⅡ」。
新人公演主演では、「ロミオとジュリエット」のロミオ。
「眠らない男・ナポレオン」のナポレオン・ボナパルトを経て、最後の新人公演主演が「黒豹の如く」のアントニオ。
どれも本役さんはもちろん柚希礼音さんです。
大好きな柚希礼音さんの元で学べてそれはそれは嬉しかったでしょう。
すごーく怖かったかもしれないけど(笑)。
柚希さん退団公演の「黒豹の如く」新人公演主演のご挨拶で、柚希さんの最後のお役ができて本当に幸せですと話されたこっちゃんに、客席から柚希さんが「わたしも幸せ」と声をかけられ、こっちゃん舞台で感無量!なんともなんとも温かなエピソードでしたね。
才能が有る故に最初からなんでもできる!と思われてしまうこっちゃん。
でも柚希礼音さんは、お稽古場で出来ない出来ない泣いている泣き虫こっちゃんを知っている、本当にこっちゃんはすごく努力しているんだとお話されてました。
礼真琴とファンクラブ
そして、こっちゃんは、私設ファンクラブいわゆる「会」の会員さんをとても大切にされていると聞きます。
もちろんどのジェンヌさんもそうでしょうが、こっちゃんはいつ何時もしっかり会員さんの方を向いて行動されるそうです。
次期トップスターとしての姿勢も立派です。
礼真琴と星組同期
そしてそして、星組の力強いこっちゃん同期。
瀬央ゆりあさん
ひろ香佑
紫りらさん。
なんと頼もしい3名でしょうか。中でも、ひろ香さんことヒーローは、「礼のことは私に!」と下級生の頃から抜きん出ていたこっちゃんをしっかりサポートされてきたようです。
根っからの星組っ子の礼真琴。
星組で大切に大切にたくましく育ってきて、ついに星を継ぐものになりました。
先日週刊誌で少し横ヤリが入り、こっちゃんもショックだっただろうけれど、おそらく紅さんはじめ星組上級生の皆さんに励ましてもらって守ってもらって、こっちゃんの星を継ぐ覚悟はさらに堅く大きくなったのではないでしょうか。
紅さん大劇場千秋楽の日のあのこっちゃんの涙を見ていると、その感謝の涙と感じずにはいられませんでした。
あと少し、紅さんの温かな懐の中で思う存分2番手を楽しんで、11月からのプレお披露目「ロックオペラ モーツァルト」こっちゃんの星を継いだ姿を楽しみに待っています。