宝塚歌劇団宙組の和希そら。先日、3年ぶり2度目となるバウホール公演「夢千鳥」主演を果たしました。
「夢千鳥」は4/22~5/3まで上演される予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言の影響で4/26~5/3の公演が中止になってしまいました。
私たちファンもとても辛かったですが、出演者の皆さんはもっと辛い想いをされていると思うと本当に心苦しかったです。
しかし、ディレイ配信が実施され、救われたファンの方も多かったのではないでしょうか?
ディレイ配信も観られなかった…という方!ご安心ください!
タカラヅカ·スカイ·ステージでアンコールアワー枠での放送が決定しています!まだ放送日の詳細は発表されていませんが、楽しみですね♪(6/9時点)
努力の人
宝塚歌劇団の歴史は100年以上あり、OGの方々などにより語り継がれた都市伝説もたくさんありますが、その歴史の中で96期というと色々ありすぎた学年です。(ここではご紹介しませんが、もし気になる方はご自身の責任でお調べください)
ですが、96期にももちろん実力を兼ね備えた人はたくさんいます!
トップ娘役を4人も輩出し、朝月希和さんは遅咲きながらもその実力を認められ、現雪組トップ娘役としてお披露目全国ツアー公演の真っ最中です♪
そして和希そらさんもその実力を存分に発揮するお1人です。
陰ながら応援している一ファンの私には到底計り知れませんが、恐らく色々な評判がご本人の耳に入ってきたと思います…ですが、元々持ち合わせた実力に驕ることなく努力し続け、その評判を良い方向へと覆しました。
そして歌·ダンス·演技どれをとっても申し分ない力を付け、ここまでの人気を勝ち取ることができました。
その結果が2度のバウホール主演を務めるということにも繋がると思います。
溢れ出る色気はどこから…?
私が和希さんに注目するきっかけになったのは東京国際フォーラム公演「WEST SIDE STORY」(2018)です。
和希さんはご自身初の娘役・アニータを演じていたのですが、本っっ当に凄まじい色気でした…!
声が低いので話し方がより落ち着いていて、艶っぽい仕草、目線の使い方…美しさだけではなく人を惹きつける妖艶さがドキドキします。
観劇後、開口一番に「ソラカズキ…なんてワルイ子なの…」(褒めてます!)と発してしまうくらい、えぐられるように心を鷲掴みされた感覚を今でも覚えています。
和希さんの魅力は抜群の安定感。
低音ボイスはブレることがないし、ダンスも軸がしっかりしている、そして台詞が聞き取りやすい。
その安定感が自信に繋がっているからこちらも安心して観ることができるんだなと気が付きました。
男役としても脂が乗り始めた頃のアニータ役はご本人も驚いたと思いますが、新しい一面を垣間見ることができましたね。
芹香斗亜さん演じるベルナルドの恋人役だったのですが、お2人のビジュアルの相性がとっても良い!
芹香さんは組替え後、初の宙組出演作品でしたが今まで宙組にいらっしゃったのかと思うくらい馴染んでいました。
それはきっと信頼している真風涼帆さんとの再会だけでなく、人懐っこくてワンちゃんのような和希さんの愛らしい人柄がが宙組の仲間に自然と引き入れていったのではないでしょうか。
和希さんの影響で、それからというもの私の中の宙組のイメージは「色気ダダ漏れの組」になりました。(笑)
振り返ってみれば宙組って色気のあるトップスターさんが多かったですね…
和希さんの本来のポテンシャルだけでなく、トップさんや上級生の方からたくさんのことを学んで今の和希さんがあることが理解できます。
皆さんの記憶に新しい「夢千鳥」では天彩峰里さんとの狂った愛憎劇が見事なハマりっぷりでしたね。
感想を言ってと言われたら「すごいものを観た」の一言に尽きるのですが、人間のどろどろして狂気じみた部分や愛に溺れる汚さや美しさも和希さんにかかれば、大人の色気になるんだなと脱帽しました。
改めて4日間だけの公演になってしまったことが悔やまれますし、できれば東上公演でリベンジして、もっと多くの方に知ってほしい作品です。
6/26に幕が上がる予定の宙組·宝塚大劇場公演。「シャーロック·ホームズ」では警部役を演じる和希さん。
ロンドン警察のお衣装イメージはスーツにトレンチコートでパイプを加えているのを想像するのですが…え、想像しただけでかっこよすぎません??どんな警部さんになるのか今から楽しみですね!