皆さんは宝塚公演を観に行ったことがありますか?
現実を忘れてしまうようなキラキラの舞台。
まさに夢の世界です。
入団テスト・オーディションはあるの?
宝塚歌劇団は海外での公演もあったり、近年のSNSの影響もあるのでしょうか?
最近では外国からの入団を希望する方も増えているようで、海外からの問い合わせも多くなっているようです。
ところが宝塚歌劇団は、オーディションや入団試験があるわけではありません。
一般の劇団やミュージカルの世界とは違います。
宝塚歌劇団へは宝塚音楽学校を卒業しなければ入団することができません。
つまりまず最初の第一関門は、宝塚音楽学校の受験に挑戦するところから始まります。
第1関門宝塚音楽学校の受験に挑戦する!
宝塚歌劇団に入団するためにはまずは宝塚音楽学校の入学試験に挑戦しなければいけません。
宝塚音楽学校は1年間で定員わずか約40名。
そのわずかな定員の中で受験者数は毎年1000名を超えています。
倍率が20倍を超える超難関となる宝塚音楽学校の合格を手にしなければ宝塚歌劇団の舞台に立つことはできません。
ちなみに過去最高の倍率は1994年の48倍。日本一入学が難しい学校かもしれません。
宝塚音楽学校の受験科目は、1次試験から3次試験まで3回。
1次試験は面接のみ。
2次試験は面接、声楽・舞踊の実技。
3次(最終)試験は、面接と健康診断です。
受験資格は中学3年生から高校3年生までの4年間のみ。女性のみです。
受験科目に「バレエ」「舞踊」「声楽」「面接」などがありますので受験生の多くは、宝塚音楽学校受験の為の予備校のようなところに通う受験生も多いようです。
試験は3月。毎年合格発表の時はテレビや新聞でも大きく報道される程注目されています。
第2関門宝塚音楽学校に入学して2年間学ぶ!!
宝塚音楽学校は2年制。学校教育法上は兵庫県認可の各種学校となっています。
さて、晴れて合格の切符を手にして、宝塚音楽学校に入学。
この後2年間の学校生活が始まります。
この2年間の学校生活を無事完了し、卒業しなければ入団することはできません。
さて、この宝塚音楽学校生活。
タカラジェンヌになるために必要なダンスや歌、お芝居などを学んでいきますが、
また鉄の掟と呼ばれるように、軍隊並みの上下関係の厳しさ、生活全般での規則の厳しさでも有名です。
その厳しさに耐えて、100年続いた伝統を守っていく覚悟を叩き込まれていくようです。
その厳しさに耐えられたものだけが次への切符を手にすることができるわけです。
第3関門宝塚音楽学校を卒業する!!
この学校生活の厳しさに耐えて、技術を磨いたものだけが、卒業の切符を手にして、
初めて宝塚歌劇団への入団をすることが許されます。
入団してからもおそらく厳しい劇団生活が待っていると思います。
しかし、まずはその厳しい2年間を経て、
そして宝塚歌劇団に入団し、あの舞台に立つことができるのです。