宙組『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』
『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』は
宝塚大劇場では、2022年8月27日〜9月26日
東京宝塚劇場では、2022年10月15日〜11月20日まで上演です。
ハイローはEXILEを始めとする人気グループを擁するエンターテイメントグループLDHとのコラボ作品です。原作はTVドラマ映画などで、宝塚歌劇団で初めて舞台化されました。
メディアミックス作品といえば少女漫画
メディアミックス作品の先駆けといえば
「ベルサイユのばら」ですね。説明するまでもなく、宝塚歌劇団の代表作です。
その後続々と少女漫画を原作とする名舞台が生み出されていきます。
最近でも2020年7月花組『はいからさんが通る』2020年11月星組『エル・アルコン-鷹-』2018年花組『ポーの一族』など少女漫画を原作とするメディアミックス作品が多数生み出されています。
宝塚歌劇は女性の観客も多く、原作のファン層と宝塚ファン層は重なる事も多いと思います。
少女漫画だけではないメディアミックス作品
ハイローの公演を知った時、EXILEと宝塚歌劇の世界観の違いに戸惑いしかありませんでした。
明らかにファン層が違う様な気がしたからです。
個人的な意見ですが、ハイローのファン層は、岩田剛典さんをはじめとする若手人気俳優さんのファンか、男同士の熱いぶつかり合いが好きな方をイメージします。
しかし、過去作品を調べて見ると宝塚歌劇団は、ファン層が女性というよりも男女問わず人気がある作品も舞台化されています。9月10月にスカイステージで視聴できる3作品をご紹介します。
40代以上の方なら多くの方がご存知の漫画、ドラマ、アニメの舞台化作品です。
どの作品も、すぐには宝塚とイメージできませんが、このようなチャレンジの積み重ねによって、今作『HiGH&LOW -THE PREQUEL』が実現したのだと思います。
2022年9、10月に視聴できるメディアミックス作品
①2021年雪組『CITY HUNTER』
-盗まれたXYZ-
2022年10月2、6、9、11、17、25放送予定
北条司氏原作の漫画。1985年13号 – 1991年50号まで少年ジャンプで掲載されました。アニメ、映画化された大人気作品です。
新宿で冴羽遼という都会のスイーパー(掃除人)が権力や悪事を、素晴らしい身体能力と頭脳で解決していく勧善懲悪ストーリーです。」
②2012年雪組 『JIN-仁-』
2022年09月18日 21:00〜放送予定
村上もとか氏原作の漫画です。
2009年10月11日 – 12月20日(第1期)2011年4月17日 – 6月26日(完結編)にTBSドラマとして放映されました。
脳外科医 南方仁が江戸時代にタイムスリップし、その時代の人々と触れ合いながら自身の持つ医療技術によって人々を救うストーリーです。
③2013年宙組『銀河英雄@TAKARAZUKA』
2022年09月12日19:00〜放送予定
原作は田中芳樹氏による大ベストセラーSF小説。
遥かな未来、銀河において、皇帝と貴族が支配する銀河帝国(帝国)と、帝国から脱出した共和主義の人々が建国した自由惑星同盟(同盟)が争っていたが、ラインハルト・フォン・ローエングラムとヤン・ウェンリーという若き英雄が相次いで両陣営に登場し、ストーリーが展開します。
銀河という壮大な世界、何重にも張り巡らされた陰謀、テンポよい登場人物の会話、登場人物の美しさと、宝塚歌劇での舞台化も納得の作品です。
上演予定作品もジェンダーレスなメディアミックス作品が続々
来年度公演予定作品もジェンダーを問わない作品の舞台化です。女子の心をぎゅっと掴むような恋愛作品や、重厚な古典作品と共に新たな世界を見せてくれる宝塚歌劇に期待したいと思います。
・応天の門
2023年月組で上演予定作品です。
原作は灰原薬氏による連載中のコミックです。
平安時代、在原業平と菅原道真が次々と怪事件を解決していくサスペンスストーリーです。
お衣装は平安時代なので和風ですが、ストーリーは推理ものなので、和物が苦手な方も楽しめるに違いないと思います!
・007 カジノロワイヤル
Amazonプライムで視聴することができます。
2023年宙組で上演予定作品です。
言わずと知れたジェームズボンド作品。
ハイローでも再現された、映像作品のアクションとスピード感。こちらの作品でも真風ボンドのワイルドさとスーツ姿に期待しかありません!
ライター・さんなん