宝塚歌劇と聞くとどうしても敷居が高いというイメージを持たれがちですよね。
チケット代が高い、普段着で行ってはいけないなどなど…。
たしかにSS席は12500円とお高めではありますがその席に座ったことのある幸運者の皆さんであればその座席の価値は頷けることかと思います。
けれどもそもそもSS席は皆が皆座れる座席ではありませんし、人気作品や東京宝塚劇場ともなると立地の良さがチケットが宝塚大劇場よりも取りにくくなることは周知の事実ですよね。
次に服装ですがもちろん小綺麗にして行くに越したことはありませんが、なにもパーティードレスや和装をして行かねばならない!というようなルールもなければ、劇場を見渡してみるとGパンにTシャツなんていう方も割とおられますし、なんら不自然なことはありません。
そう言った明らかな原因だけでなく「なんとなくイメージ的に近寄り難い…」と仰る方が一定数おられるかと思います。
ご新規様への布教の際にこれがかなりネックになるものです。
そこで今回は「え?!宝塚なのに?!」というようなショーで使用する用に販売されたトンチキグッズ(笑)について語っていこうと思います。
是非!布教の際にご新規様にご紹介してみてください!!
まず外せないのは2015年月組公演「GOLDEN JAZZ」です。
ここからトンチキグッズが始まったと言っても過言ではないのではないでしょうか。
販売されたのは月をモチーフにしたタンバリン。
舞台のグッズでまさかの鳴り物という通常NGとされるものを公式グッズで販売という正に酔狂としか言えない劇団の狂行。
しかしそんな心配はなんのその。
これに限ったことは無いのですが初日には公式から出されていたレクチャー動画をしっかりと予習したヅカオタの皆様が完璧なまでなタンバリン捌きを見せつけてくれました。
客席と共に作り上げていく舞台、それが「GOLDEN JAZZ」でした。
お次は2017年雪組公演「SUPER VOYAGER!-希望の海へ-」です。
こちらも舞台グッズなのかこれは本当に…??というものでした。
その名もポンポン。
そう、幼少期にお遊戯会などで作ったであろうあのポンポンにかなり酷似したグッズでした。
タンバリンほどでは無いですが、こちらもポンポンがサワサワと音をたててしまう可能性があるにも関わらず採用された…その会議を是非とも覗いて見たいものです。
最後は2021年宙組公演こ「Deliciex(デリシュー)!-甘美なる巴里-」です。
現在大変人気な「HiGH&LOW-THE PREQUEL-」の演出家である野口幸作先生のショーなのですが、こちらはスイーツをモチーフにしたショー。
販売されたのはマカロンのペンライト。
そう、マカロンのペンライト。
正直なところ本当に個人的な意見で申し訳ないのですが、どちらかというとソフトクリームのようなフォルムだったような…??
ちなみに使用時間は過去最短だったのではないかと思っています。
以上良い意味で狂っていると思っているショーのグッズ達です。
これらを我々ヅカオタは2000円前後を叩いて手に入れ、試行錯誤のデコレーションを施すのです。
舞台上も客席も双方狂っている…(笑)。
それが宝塚という世界なのかもしれません。
オタ活って狂えば狂うほど楽しいもの。
これまでのそういったトンチキグッズを元に宝塚に興味を持ってもらい、同志へと仕立て上げていきましょう!!!