昨日の宝塚歌劇団月組の美弥るりかさんの退団発表から一夜が明けました。
発表されてからの昨日はボ〜ッとしてしました。
SNSが少し荒れたところもあり、夢の世界のように思っていた世界で「現実的な何か」が見え隠れするような嫌な気持ちになってしまう時間帯もありましたが、ほとんどが愛のあるつぶやきがTLを流れてきて、やっぱりファンの方達の愛を感じていました。
感謝の気持ち
ずっと贔屓にされてきた方は今、どんな気持ちだろう・・・という思いと共に。
私自身はずっと長くご贔屓にされてきた方と比べたら、申し訳ない気持ちでもあります。
それでも私にも美弥るりかさんに対する感謝の思いがある・・・と昨晩から美弥るりかさんが頭から離れませんでした。
私自身が宝塚と出会ったのが、100周年の年ですので、まだまだ若輩者です。
その時はまだ美弥るりかさんを認識していませんでした。
初めて認識したのがその後の「1789」のシャルル役。こんな男役さんが宝塚にいらっしゃるんだと、とにかく衝撃的でした。
そこから美弥るりかさんの作品を遡って観ることになります。
美弥るりかさんの魅力と共に宝塚が好きになっていったんですね。
2012年『ロミオとジュリエット』マーキューシオ役。
2011年『オーシャンズ11』リビングストン・デル役。
2011年『メイちゃんの執事 -私の命に代えてお守りします-』柴田剣人役
2017年『グランドホテル』オットー役
2018年8月、『エリザベート -愛と死の輪舞-』フランツ役
美弥るりかさん演じた役の中で特に好きな作品です。
どれも個性がひかる特徴的な役ばかりでしたね。
上の作品を遡って見ていくごとに美弥るりかさんの魅力にとても注目していました。
たくさんの勇気をもらいました
彼女の大きな瞳と小さな体、細い身体。
それまで男役は背が高いと思っていた私でしたので、驚きました。
あんなに小柄でも、その華奢な体を感じさせない、大きな存在感がある。
「男役とはこうでなければいけない」というものを全て打ち破ってきた強い意思を持っておられるのでしょう。
きっときっと、いろんな方から「娘役の方が・・・」って言われてきたこともたくさんあるだろうと思うし、美弥るりかさん自身も悩む時期もあったかもしれません。
それでも「私は絶対かっこいい男役になるんだ!」と強い気持ちがあったはずです。
そうでなければ、今、あんな高貴で、内面からにじみ出る美しい人にはなれない。
私自身が美弥るりかさんを見ながらそんな想像を巡らせて、とてもとても勇気をもらってきたのです。
周りからどんなことを言われても、自分自身の強い気持ちがあれば、不可能なんてことはない・・・・
「ほら、私を見て・・・・・」って美弥るりかさんに見せてもらっているようなそんな気持ちがいつもありました。
そんな素敵な勇気をいつももらっていたんです。
そんな私に宝塚が好きになって美弥るりかさんを知ってからの5年間。
美弥るりかさんの宝塚人生の中では、短い期間だったのがちょっと心残り。
もっと前から知っていたかったし、美弥るりかさんの成長を楽しむ時間も、知っていたらきっと楽しかっただろうなって思います。
なんでもっと早く出会ってなかったんだろうっていう心残りがあるけれど、これも出会いのタイミング。
私にとってはベストなタイミングだったのでしょう。
美弥るりかさんのおかげで宝塚を好きになって、素敵な世界にいざなってくれて本当にありがとうございました。
感謝の気持ちと共に、残りの宝塚生活とその後も応援していきたいと思います。