宝塚歌劇団の雑誌「歌劇」には、組レポコーナーというコーナーがあります。
雪組の担当は、今まで早花まこさんが担当していました。退団され、次の担当になったのが愛すみれさんです。
ということで、今回は愛すみれさんを紹介したいと思います。
宝塚の娘役というと「可憐」という言葉をイメージしますが、娘役全員が必ずしもそうとは限りません。
中には、安心感や存在感を放っている…そんなちょっと雰囲気をもつ別格風娘役さんも。
愛すみれさんも、どちらかというとそんな存在感を放っている娘役さんの一人です。
娘役:愛すみれのプロフィール
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まずは、簡単に…愛すみれさんのプロフィールからご紹介します。
所 属:雪組
入学期:95期(→95期生一覧)
誕生日:3月17日
似ているといわれるもの:コジコジ(雪組組本より)
まぁ、本当に簡単で申し訳ないのですが…、プロフィールはだいたいこんな感じ(詳しいプロフィールは公式HP等でご確認くださいね)。
さて、ここからはプロフィール以外のことを。
愛さんのお芝居等から感じられる中身についてのご紹介です。
プロフィールにもあるように「コジコジに似ている…」ということもあってか、素は丸顔で可愛らしいお顔をしている愛さん。
でも、なぜかヅカメイクをすると貫録を増し、雰囲気はベテラン風と化してしまうという…。
最初は「かなりの上級生か?」と思っていた筆者でしたが、実は95期…というギャップから気になる存在になりました。
愛さんの魅力は歌声。
その歌声は素晴らしく、数いる歌ウマ娘役の中でも「野太い声」を出せる貴重な存在です。
操る音域、その歌い方は幅広く、野太く低音を響き渡らせることもできれば、美しい高音を奏でることもできちゃいます。
娘役の高音というのは、一般的なそれよりかなり高いようなので、声がカスれてしまうジェンヌさんも多いのですが、愛さんの場合はカスれない!
低音も「低すぎて聞こえなくなる」なんてことはありません。
芝居の発声にしても同様で、どこにいてもその声一つで愛さんがどこにいるのかわかる!そんな不思議な声を彼女は持っています。
今度、雪組をご覧になる際はぜひ、そんな「彼女の声に」「彼女の存在に」注目してみてくださいね。
ただ、娘役というのは男役とちがって目立つような役が少ないのが難点…。
「その他大勢」的な役が多いので、愛さんを探すのはちょっと難しいかもしれませんよね。
でも、そこは声に特徴のある愛さんなので、声を頼りに探してみてください。
参考までに、愛さんが目立つ場面を持つ作品をご紹介します。
壬生義士伝
芸者役として登場、野太く力強い声を披露してくれています。
登場場面は、
主人公・吉村寛一郎(望海風斗)が、故郷を離れ新選組に入隊。
これから新選組の宴会が始まる…という場面の前に登場します。
芸者役の娘役が銀協に勢ぞろい、そのとき愛さんは「舞台向かって左端にて単独で歌を披露」しています。
ハリウッドゴシップ
ここでは「ゴシップ紙のコラムニスト:キャノン・チェイス」役として登場。
ストーリーテラー的な役割も担っていたので(声だけの場面もあり)出番も比較的多いので、思う存分「愛すみれ」を堪能することができます。
ここでは、美しい高音も、野太い低音も聞かせてくれますよ。
ファントム
お芝居上ではちょっと埋もれちゃっていますが、ここではエトワールを担当しています。
彼女1人が歌う声…劇場に響き渡りとてもステキなのでぜひお聞きください。
歌劇で出世?
さて、そんな愛すみれさん、実は最近出世なさいまして…。
その出世作とは、「歌劇誌:組レポコーナー」。
前担当者「雪組:早花まこ」さんが「ONCE APON A TIME IN AMERICA」にて退団。
早花さんの組レポは人気があったため、「雪組・組レポの後継者は誰なのか…」それは、一部のファンにとってはかなり気がかりな案件でした。
一般ファンへ事前に発表などあるわけもなく、その事実を知りたければとりあえずは歌劇誌発売を待つのみ。
発売日到来…組レポページを開けばそこには「愛すみれ」の名がありました。
問題は「どんな文章を書くのか?」でしたが…。
舞台での安定感はここでも健在のようで、かなり安定感(安心感)のある文章。
彼女の元々の明るいキャラが功を奏したのか、後継後第一回目は、なかなか軽快で読みやすい文章を披露してくださいました。
前任者・早花まこさんとの心温まるエピソードも書かれていますので、こちらもぜひ一読おススメします!
交友関係について
愛すみれさんが誰とどう仲が良いのか…その情報については、詳しくない筆者ではあるのですが…。
まぁ、それでも結構いろんなジェンヌさんが「愛すみれ」という名を口にしているのをよく目にします。
中でもよく筆者がよく目にするのは雪組・朝美絢さん。
彼女たちは95期で同じ雪組…、仲が良さそうです。
最近では、ある時のカフェブレイクにて「ONCE~のお稽古中…このとき朝美さんは女役であったため、愛すみれさんからアドバイスを受けていた」なんてエピソードを聞く事ができました。
そんな愛すみれさんのアドバイスとは…「娘役の所作の基本はIKKOさんの“どんだけのポーズ”」だったそう。
アドバイスを受けた朝美さんは、ONCE~の自分の出番前には必ず「どんだけのポーズ」をしてから出ていたのだとか。
そんな愛すみれさんの名は、今月号(5月号)の宝塚GRAPHで掲載されているジェンヌさんの話にも!
ちょっとしたエピソードにちょこちょこ登場する愛さんの名前…いろんなジェンヌさんと仲が良いんだなぁ…とちょっとほっこりしてしまいました。
どのジェンヌさんの話に出てくるか…詳しくは、宝塚GRAPH:5月号にてどうぞ(ヒント:わりと最初の方に出てきます)。
まとめ
今回は、別格風娘役「雪組:愛すみれさん」についてご紹介しました。
別格かどうかの基準は人それぞれですので、彼女が別格なのかどうかは筆者にはわかりません(そのため「別格風」としました)。
ただ、その他大勢というにはちょっと違う…そんな存在感を放っているのは事実です。
ぜひ注目してみてくださいね。