昨日「超絶スタイルの男役ジェンヌたち(前編)」をお送りいたしました。
これに引き続き、後編では星組、宙組、専科そしてOGから際立ったスタイルの方々をピックアップします。
星組: 極美慎
100期生のホープです。身長は175cm。
すごくキラッキラな名前ながら全く名前負けしていない、いやむしろよくぞこの名前にした!とぴったりなぐらいの美形・美スタイルです。
この名前で名が体を表してしまう極美慎の美の極み……(ついつい言いたくなる)
お人形のような美貌の娘役、星蘭ひとみと共に新人公演主演を務めた『ベルリン、わが愛』での並びの美しさには宝塚のおかげで美形に慣れてしまった(?)身でも思わず息を飲みました。
いやあすごかった。
『霧深きエルベのほとり』でも星蘭ちゃんとカップルになっていて、スタイルと顔の良さを存分に堪能させてもらいました。
美しすぎて「持てる者」としてのオーラを感じさせ、セリフは少ないながらもこの作品で重要となる上流社会の存在に説得力を持たせていました。
前回の星組ショー『ESTRELLAS』でもこれぞ星男!というキラキラっぷりを見せていました。
「Back」(礼真琴が星男たちを従えKPOPを歌いながらキレッキレに踊って凄まじい実力を見せていたシーン)の華やかさ、ギラギラ感は半端なかったです。七海ひろき歌唱シーンでのカラースーツ姿もよかった!
今後もキラキラぶりを更に加速させてショーで光り輝いてほしいです。
宙組: 瑠風輝
『群盗』で二番手を務めて以来、今ますます気になっている98期男役、瑠風くん。
新公主演4回と期待の高さが伺える生徒さんです。
身長は堂々の174cm、しかもかなりの小顔で、高身長揃いの宙組でもひときわ際立つスタイルの持ち主。
スタイルの良さの系統では前編で取り上げた雪組の彩風咲奈さんと似たものを感じます。
入り出や稽古場でのラフな格好も驚異のスタイルで見事に着こなしています。
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彼女の魅力はその歌声。包容力のある声質と劇場に響き渡る声量には毎回驚かされます。
新公とは思えない実力と言われ続けて久しい彼女ですが、前回の『異人たちのルネサンス』でついに新公を卒業しました。
実力があるだけに本公演でもっとクローズアップされてほしい……!ともったいなく思っていましたが、宙組は『オーシャンズ11』を最後に上級生スターが一気に退団、世代交代の時期に来ているので、バウ主演を機にこれからさらに宙組で活躍してくれるに違いありません。
『オーシャンズ11』ではシュッとしたシャープな雰囲気とは違った持ち味のリヴィングストン役がかわいいと好評ですね。
スチール写真でヴィジュアルが発表された時はポップなかわいさにハートを鷲掴みにされました(こじらせ系悪役だった『群盗』フランツとの落差の激しさには驚きました)。
早く劇場で動くリヴィングストン君を観たいです!
専科: 凪七瑠海
89期の男役。
凪七さんを見るとそのお顔の小ささに驚きます!入り出の時はもちろん、スーパースタイル揃いの舞台でも一際お顔が小さく見えるのだからただ事ではありません。
『蘭陵王ー美しすぎる武将ー』で主演を務めましたが、こんなに思い切った副題でも説得力があるってすごいですよね。
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凪七さんは男役ですが、エリザベート役への大抜擢や専科公演『オイディプス王』のイオカステをはじめとした女役もこれまでに数多く経験しています。
本業の男役としての魅力と女役を演じる時の魅力、どちらも楽しめてまさに一粒で二度美味しいといった感じです。
気品漂うノーブルな美貌と二次元的なスタイルの良さを見るにつけ、男女問わずゴージャスで美しい衣装を凪七さんに着てほしくなります!
出演舞台を観るたびに凪七さんに素敵な服を作ってくださる衣装デザインさんに感謝の気持ちが湧きます(笑)
OG: 凰稀かなめ(元宙組トップスター)
ルックスが神がかっているジェンヌさんというと話題に上がることの多い凰稀かなめ。私が宝塚を知らない友人にタカラジェンヌの美貌を説明する際には必ず凰稀さんの写真を見せます!
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長い長い脚とそれはそれは美しいお顔を活かし、オスカルや『銀河英雄伝説』のラインハルト、『うたかたの恋』ルドルフなどゴージャスな軍服を次々と着こなし、どの写真もあまりにも絵になるのでファンのお財布は嬉しい悲鳴を上げました。
軍服が人気すぎて退団挨拶を袴でも燕尾でもなく白軍服で行ったというエピソードもあります。
白軍服を纏い真紅のカラーの花束を手にした凰稀さんの美しさたるや。
凰稀さんは元々の美貌が半端ないのに加え、ファンが自分に何を求めているか?どうすれば自分をもっと美しく見せられるのか?ということをすごく追求していたんだなと番組や記事から感じることが多かったです。
ストイックに舞台での魅せ方を研究する役者としてのお姿と、ゆるっとしていて無邪気なトークのギャップの大きさも魅力的でした。
以上、タカラジェンヌの中でも特にスタイルが印象に残った方々をピックアップしました。
生まれ持った資質ももちろんあるのでしょうが、恵まれたルックスにさらに磨きをかけ、それをキープするのには想像を絶する努力をなさっていることでしょう。
そんなタカラジェンヌの姿を見ると、私も頑張らなくちゃ!とモチベーションが上がります。生徒さんを少しでも見習って、自分磨き頑張らなくては・・・・・・
ライター:ミナミ