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外の世界で輝く元タカラジェンヌさん

宝塚OG

宝塚歌劇団を卒業されてもその後、芸能の世界で生きている方も多い元タカラジェンヌさんたち。

以前、七海ひろきさんが舞台「刀剣乱舞」にミュージカル版とストレート版双方の史上初女性キャスト出演ということで当時大変な話題になりました。

公演では実際観劇に行かれた若手俳優のファンの方々が七海ひろきの女になって帰って行ったとまで言われる程の人気っぷり。

男役な役ではなかったのですが、女性の格好をしていても未だそのかっこよさは健在ということを全力でアピールして下さった七海さんでした。

2.5次元舞台では人気作品であればある程割と女性キャストはタブー視されがちではあるのですが、その成功もあってか現在上演中の舞台「刀剣乱舞 无伝 夕紅の士―大阪夏の陣―」には元雪組トップスターの一路真輝さんが高台院役でご出演されています。

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一路真輝

一路さんと言えば退団公演にて今や宝塚で何度も再演されている「エリザベート」の初演にてトート閣下を演じられた芸達者なお方。

それまで宝塚になかったトップスターが「死」という概念を演じられるということでこちらも当時は大変話題にもなりました。

そんな一路さんが今回演じられている高台院は時の将軍豊臣秀吉の正室であり当時では珍しい恋愛結婚だったとも言われている人物。

物語の中ではその秀吉の側室の子豊臣秀頼おの関係性が描かれており、涙なしには見られない展開ともなっています。

実は今作品は3ヶ月間同じ劇場で上演するというロングラン公演。

宝塚では基本的に本拠地宝塚大劇場で約1ヶ月、そしてその後東京宝塚劇場にて約1ヶ月上演される仕組みになっています。

現状劇団四季に次ぐ形で同じ公演を長期間上演する宝塚に所属されていた一路さんですが、退団後にここまで長い公演のカンパニーに入られたのは初めてのことだそう。

初日には宝塚現役時代のエリザベートのことを思い出されたご様子でもありました。

また、上演される劇場がIHIステージアラウンド東京という日本唯一の360度使用した客席が動く劇場となっており、スタッフはもちろんのことかなり出演者にも負担が大きな劇場ともなっています。

一路さんも不安を綴ってはおられますが、涼しいお顔で演じておられるのはやはりプロのなせる技ですよね。

客席が動くと言ってもそこまで体感的には気にはならない程度なので、いつか宝塚でも使用してもらえないかなぁ…と期待が募ります。

最近は宝塚でもプロジェクションマッピングとまではいきませんが、割合映像を使用した作品も増えてきていることもあり、希望はあるのではないかな、と個人的には考えていたり…。

他の作品を観ていてもついつい宝塚のことがよぎってしまうのはやはりヅカオタあるあるですよね。

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退団されてもなおお美しい一路さんの在団中には観られなかったお姿もおすすめですし、既に発表されている次回作にはまた七海ひろきさんもご出演される予定となっていますので、益々外箱の舞台からも目が離せない状態となっています!

コロナで宝塚同様一部公演が中止となっており、非常に心が痛いですが自粛が明けた際には是非こちらもチェックされてみてくださいね。

普段宝塚ばかり観ているから若手俳優のファンの方々のいる劇場に行くのはちょっと勇気が…という方は千秋楽には配信も予定されているようなので、まずはそちらから足を踏み入れてみるのは如何でしょうか?

ご贔屓さんが退団されると哀しみは大きくはありますが、外の世界でも輝いているお姿を見られるというのは幸せなことですよね。

花組トップ娘役である華優希さんと2番手スターである瀬戸かずやさんの宝塚大劇場のサヨナラショーが中止公演に含まれると言うことでお心を痛めておられる方が多数おられるかと思います。

もう我々にはどうすることも出来ませんが、外の世界も素晴らしいですしいつまでもご贔屓さん方は美しいということを改めて感じさせてくれる作品でもありました。