宝塚ファンの愛読書である「宝塚GRAPH」は、5月号で創刊900号を迎えました。
すでに店頭には6月号が並んでいることと思いますが、5月号はすべての宝塚ファンに見ていただきたい、家宝にしていただきたい一冊となっております。
こちらの記事を執筆時点では、キャトルレーヴでもAmazonでもお買い求めいただけますので、未見の方はぜひぜひ購入をご一考ください。
この記事では、5月号を強くお勧めしたいと思います。
個人的感情が多々含まれていますので、苦手な方はご遠慮ください。
5月号がいかに素晴らしく、どれだけ皆さんに読んで欲しいかを、力説させていただきます。
5月号をお勧めする前に、まずは「宝塚GRAPH」について簡単に説明させていただきます。
ご存じの方は、次の項にお進みください。
宝塚GRAPH
宝塚ファンが愛読する月刊誌と言えば、「歌劇」と「宝塚GRAPH」の2冊になります。
先発である「歌劇」は、2018年8月に創刊100周年を迎えました。
まさに宝塚と共に歩んで来たといえますね。
どちらも宝塚ファンのための月刊誌ですが、読みものがたっぷりで読み応え抜群の「歌劇」と、美しい写真が満載の「宝塚GRAPH」と、住みわけができています。
宝塚ファンの方は、どちらか一冊を選んで読んでいるケースが多いような気がします。
ちなみに筆者は「宝塚GRAPH」を定期購読しています。
一緒に「TCA PRESS」が届くのも、ポイントが高いですね。
コロナで公演が中止になっていても、忘れることなく「TCA PRESS」ゲットできるのでお勧めです。
「歌劇」も「宝塚GRAPH」も、キャトルレーヴ内のページから定期購入できます。
表紙は礼真琴さん
礼さんの物憂げな瞳に吸い込まれそうな、麗しい表紙になっています。
宝塚ファンならずとも本屋で足を止め、「宝塚GRAPH」を胸に抱えてレジにダッシュしてしまいそうな、圧倒的な美しさです。
金色の「宝塚GRAPH」の文字が、特別感を演出しています。
創刊900号にふさわしい素敵な表紙です。
これだけで期待が高まりますね。
ボリュームたっぷり「創刊900号記念特集」が眼福すぎる!
記念特集は、柚香光さんの流し目から始まります。
その目線にいきなり心臓が止まりそうになって、非常に危険な特集です。
各組トップスターさんが舞台化粧に黒燕尾をまとい、キメキメな写真を二枚ずつ披露されています。
それぞれの個性が際立つ美しい写真は、いくらでも眺めていられます。
黒燕尾は男役さんのかっこよさを、際立たせてくれますね。
「これぞ宝塚!」という感じで、ぞくぞくします。
前から見ても後ろから見ても、どこから見てもかっこいいのだと、溜め息を漏らすことしかできません。
その次は創刊800号からの表紙特集です。
現役トップスターさんのかっこよさに魂を奪われていると、その次は懐かしのスターさん達とは!
「宝塚GRAPH」の抜かりない構成に、魂を鷲掴みにされてしまいます。
どれも麗しすぎて「これ素敵だったなぁ」とか、「二番手時代発見! 若い!」など、感慨にふけってしまいます。
「このころの髪型好き」とか「表情の作り方が今と違う」とか、いろいろ思い出しますね。
個人的には2015年11月号の、真風涼帆さんが、妃海風さんと咲妃みゆさんのお二人を、両手に花で写っている表紙が印象的でした。
星組トップ娘役さんと、雪組トップ娘役さんを、宙組二番手男役さんが独り占めの構図って、すごいですよね。
今思えばこれが、長期トップの予兆だったのでしょうか。
表紙特集に続くのは、800号以降のトップスターさんからのメッセージです。
懐かしい面々に、そのメッセージを熟読せずにはいられません。
それにしても、皆様今でも本当にお奇麗で、さすが元トップスターですね。
轟悠さんのメッセージがないのが、残念です。
元トップスターさんの次は「Message From Stars」です。
現役トップスターさん、トップ娘役さん、男役スターさんのページです。
トップスターさんは「あなたにとって『宝塚GRAPH』とは?」「もしGRAPHを作る立場になったらどんなことをしたい?」「メッセージ」の3つに答えています。
トップ娘役さんと男役スターさんは「あなたにとって『宝塚GRAPH』とは?」「印象に残っているページは?」「メッセージ」の3つです。
個性の出る答えや、意外な発見など、本当に楽しいコーナーになっています。
「宝塚GRAPH」らしさがあふれていますね。
そしてなんと見開きで芦沢仁さんのコーナーが!
こういうところに手抜かりのない「宝塚GRAPH」、そして宝塚が好きだなぁと思います。
特集の最後を飾るのは、トップコンビの華麗なお写真です!
黒燕尾のトップスターさんに、ドレスのトップ娘役さんの組み合わせが、これぞ「ザ・宝塚」という感じで、眼福です。
見開きで一つのお写真のコンビもあれば、左右一枚ずつのコンビもあり、それぞれ楽しめます。
お写真を眺めているだけで、舞台を見ているかのような幸せな気持ちになります。
月組さんは「今夜、ロマンス劇場で」の世界を再現されたのかな、というところが、気になりました。
記念グッズ販売も
「Message From Stars」で使われているお写真と同じ衣装のアクリルカードが、発売されています。
特集の最後を彩ったトップコンビさんのお写真の、アナザーカットのクリアポスターも、見逃せませんね。
芦沢仁さん(イラストレーター)のポストカードも素敵です。
どれもキャトルレーヴ各店、キャトルレーヴオンラインで購入できるそうです。
ぜひ一家に一冊!
眺めるだけでも幸せ。
読み込んだら楽しい。
資料としても素晴らしい。
現役のスターさんだけではなく、退団されたスターさんにも再会できる。
宝塚ファンなら読むしかない、創刊900号です!
一家に一冊と言わず、観賞用、保存用、布教用と、何冊あっても足りないくらいの素晴らしさです。
未見の方は、ぜひぜひご覧くださいね。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。