8月27日に初日を迎えた宙組公演「HIGH &LOW / カプリチョーザ」ですが、今回はそんなカプリチョーザの演出をしている藤井大介先生のショー作品で個人的にお気に入りの3選を紹介していきたいと思います。
藤井先生のショーといえば、プロローグから男役が最高にかっこいい演出が多く、主題歌のメロディーラインも頭に残りやすいイメージです。
本当に素晴らしい作品ばかりなので、3つに絞り込むのにかなり苦労しましたが、皆さんとお気に入りの作品が一つでもかぶっていれば嬉しいです。
それではいってみましょう!
まずは第3位
アパショナード
こちらは再演が繰り返されている伝説のショー。
初演は2008年に瀬奈じゅんさん主演で、2009年と2012年に大空祐飛さん、そして2016年に珠城りょうさん主演で再演されました。
一度このショーを見れば、頭からこびりついて離れない「アパショナード」というフレーズ。
思わず、単語の意味を辞書で調べたのですが、スペイン語で「熱い」「情熱の男」といった意味があるそう。
その意味の通り、このショーは、プロローグからあっつあつです。
大階段一派の黒いマントに身を包んだトップさんが放つ、「オーレ」という掛け声とともに、一気にマントが舞台袖に消え去り、アパショナードの世界観の始まりです。
こちらの、「オーレ」を聞くだけで、宝塚ファンなら誰しも奇声を発したくなるように血が騒ぎ、ボルテージが最高潮に達するはずです。
スパニッシュの衣装を着こなし、スペインの血がみなぎるような、熱い振り付け。
宝塚ファンなら誰しも、自分の好きな組で、このショー再演しないかなという妄想をするかと思うのですが、妄想ランキングのいつも上位に上がってくる作品であります。
続きまして第2位
NICE GUY
正直、気持ち的には1位と大差なしなくらい大好きです。
初演は2011年に大空祐飛さん主演で、そして2019年に真風涼帆さん主演で再演されました。
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こちらの作品はなんといってもショーのテーマが「男の美学」を追求した作品だそうで、プロローグから男役陣が最高にかっこいい!!
衣装も全員スーツという出立ちで、スタイリッシュすぎます。
そしてなによりも、主題歌が素敵すぎるのです。
「君の理想の男になって、今迎えに行くよ。翼に乗り羽ばたこうよ大空を。一夜限りのスペシャルサービス、君だけの恋人」
ほんっとに罪深い、罪深すぎる歌詞です。
この歌詞をめちゃくちゃかっこいいトップスターが歌ってる姿を見ると、ニマニマしちゃいます。
主題歌が始まると舞台上には完全に男役祭りになり、宝塚ファンなら誰しも経験する、目が足りない状態になります。
また、振り付けも最高にスタイリッシュです。
ナイスガイ、ナイスガイって言いながら肩揺らすだけであれだけかっこいいなんて、本当に宝塚ってすごい世界だなと感じますね。
そして、いよいよ第一位の発表です。
第一位はこちら
CONGA
もうこれは、後世に語り継いで行きたい伝説のラテンショーですね。
疲れてる時とか、仕事でストレスが本当に限界とかの時に、このショーを見ると、何もかもブワーッと吹っ飛ぶんですよね。
まるで、一種のエナジードリンク的な、そんなショーです。
こちらも歌詞がものすごくて、少しだけ抜粋すると「激しい抱擁も、狂った口付けも、全て真夜中の黒い太陽のせいさ」とか、「汗ばむみだらも、消えない傷跡も、すべて真夜中の黒い太陽のせいさ」とか、とにかく黒い太陽のせいにされがちなのですが、かなり過激で、あつい歌詞になってます。
清く正しく美しくの宝塚なので、初心者の人が見たら、びっくりするかもしれないのですが、ラテンショーはやっぱりこれくらいあつくないと‼︎って気持ちがありますね。
蘭寿さんの「フォッッ」の掛け声も熱気があってボルテージが上がります。
こちらの作品は今のところ、再演はされていないのですが、いつかまた蘭寿さんのようなラテンのパッションみなぎるショースターが現れたら、再演とかも期待しちゃいたいですね。
以上、藤井大介先生で特に好きなショー作品、3選でした。
ここでは紹介しきれなかったですが、エキサイターもサンテもガートボニートもアクアビーテもクールビーストも大好きです。本当にあげだしたら、キリがないです。
大介先生のショー作品の特徴としては、
男役を格段にカッコよく見せるプロローグ。
娘役さえも、かっこよく美しく見せるのが上手い。
独特な、癖になる歌詞。
頭に残る主題歌。
などが、特徴かと思いました。
次回作は宙組、真風さん主演のショー「カプリチョーザ」
“パワフルでセクシーな魅惑な世界をお楽しみください”と、公式の作品紹介ページに書かれているように、きっと素敵なショーが見れること間違いなしですね。
カプリチョーザといえば、2013年に、柚希礼音さん主演の「REON2」というコンサートでカプリチョーザの場面がありました。この作品も大介先生の作品です。
舞台の前方に男役全員が一列にずらっと並び、客席に向かって甘い言葉を発する姿は耐えきれないほどにかっこよかったことを記憶しています。
ですので、きっと、真風さんのカプリチョーザも素晴らしく、かっこよく、アダルティーなショーになること間違いなしですね。
これからも、藤井先生の作られる‘’大介”ワールドたっぷりなショーを楽しんでいきたいです。