宝塚ファンの多くは、ハマってます。
いわゆるヅカオタというやつです。
ヅカオタは、生活の全てが宝塚歌劇を中心に回っています。
自分の予定は、公演のスケジュールを中心に決まっていきます。
同じ公演を何度も何度も見に行きます。
公演チケットがなくても毎日宝塚に足繁く通います。
なぜ、宝塚ファンは、そんなに宝塚に「ハマっていく」のでしょうか?

そのハマった経緯を私なりに思い返してみます。
1作品をみるところからヅカオタ人生が始まる
お友達に誘われてなんとなく見に行く・・・。
たまたまテレビで公演を見る。
DVDを強引に渡された・・なんて人も。
親に連れられて観劇した。
きっかけは人それそれですが、まずは作品を見るところからスタートします。
綺麗!華やか!キラキラ〜!化粧が濃い〜!
すごい衣装!派手すぎる〜!!!
別世界すぎてびっくりしちゃいます。
何れにしても他にはない、今まで見たことがないような別世界がそこにある。
今まで見たことがない世界だから、そのまますんなり夢の世界へ入れたという人もいます。
しかしその別世界をすんなり受け入れられない人も。
当然です。今までに経験したことがないような別世界なんですから。
これは少し慣れが必要かもしれません。
さあ!受け入れられなかった人は、もう1回見てみましょう。
少しその別世界に慣れてきている自分に気が付きませんか?
ハマる理由その① 作品が面白い
2度、3度見ていると作品の面白さに気づくはずです。
作品は、日本物だったり洋物だったりアニメやテレビドラマは映画が原作だったり。
古典文学から現代映画まで多岐にわたる原作から脚色された作品が次々と見ることができます。
「ベルサイユの薔薇」は有名ですね。
その他にも宝塚はなぜかフランス革命を題材にしたものも多いです。
フランス革命に関わる作品は宝塚は好きですね。
フランス革命を題材にした作品
ベルサイユの薔薇から始まり、
1789-バスティーユの恋人たち-
スカーレット・ピンパーネル
愛と革命の詩(うた)-アンドレア・シェニエ-
この辺を見ていくと、だんだんフランスの歴史、特に革命の時代に精通してきますよ。
コミックから生まれた作品
ルパン三世 -王妃の首飾りを追え!-
(ここでもマリーアントワネットを登場させちゃうところが宝塚!)
るろうに剣心
メイちゃんの執事
ブラックジャック
虹のナターシャ などなど・・・・
映画から生まれた作品
愛と青春の旅たち
雨に唄えば
ウェストサイドストーリー
エデンの東
オーシャンズ11
風と共に去りぬ
Shall We Dance
テレビドラマから生まれた作品
相棒
JIN-仁-
とにかく次から次へといろいろな作品が発表されていきますので、とにかく飽きることがないんです。
ハマる理由その② 人気の作品は再演されるため見比べたくなる
一つの作品を長期に渡って何回も再演されている作品がたくさんあります。
エリザベード、ベルサイユのバラ、ロミオとジュリエットなどは宝塚歌劇の人気作品です。
演じる人が変わると全く違う作品が生まれます。
同じ作品をいろいろな人が演じてきているので、見比べる楽しさが生まれます。
ですから過去の同じ作品を全部見たくなり、はまっていきます。
ハマる理由その③ お気に入りのタカラジェンヌができる
最初は、みなさんお化粧が濃いので、誰か誰だか区別がつかないかもしれません。
しかし何度も見ていくと、違いがはっきりわかってきます。
するとどうしても目がいってしまう気になるタカラジェンヌさんが必ずいます。

気になるタカラジェンヌさんが見つかれば、もうあなたは立派なヅカオタです
気になるタカラジェンヌさんが見つかると、
次はその人が出演している別の作品が見たくなります。
作品によって全然違う顔を見せてくれています。
トップさんや2番手、3番手と目立つ役をしているタカラジェンヌさんは、もう10年以上宝塚に在籍しているジェンヌさんです。
すると今度は、そのジェンヌさんの新人だった頃の作品が見たくなります。
ハマる理由その④ 気になるタカラジェンヌさんが次々と増える
お気に入りのタカラジェンヌさんができると作品もたくさん見るようになります。
この頃には顔の区別もはっきりとわかるようになっています。
公演は約80名のジェンヌさんが出演しています。
必ず他のタカラジェンヌさんも視界に入ってきて「おっ!!!」となり、別のタカラジェンヌさんも気になるようになります。
タカラジェンヌさんはみなさん、本当に素敵なんです。
だから、見始めると好きなジェンヌさんがどんどん増えてきます。
もうたくさん増えてしまってキリがありません。
こうなると、もう無限ループです。
この辺でもう全組を観劇したくなっていく自分に気がつくでしょう。
気づくと、どっぷりハマって全組全幕見に行くという生活となってしまうのです。
ハマる理由その⑤ 好きなタカラジェンヌさんに会いに行く
宝塚歌劇の公演が始まると約30日間約50公演、休演日を除いてほぼ毎日続きます。
宝塚で30日間約50公演、2週間ほど休んで、次は東京で30日間約50公演。
そして公演の前後、出入り待ちをすると、舞台の上ではないジェンヌさんを目の前で拝見することができるのです。
舞台の上の姿しか見れなかった存在が、すぐ前を歩きファンから手紙を受け取ったりしている・・・。そんな姿を劇場まで足を運ぶと毎日見られるチャンスがあるのです。
(お手紙を手渡せるのはファンクラブに入っている方だけですが、ちょっと遠くから拝見するのは全然OK!ファンクラブの方も後ろの方でも見えるように気を配って座ってくれたりしています)
遠い存在だったタカラジェンヌさんがぐっと身近に感じられる瞬間です。
ハマる理由その⑥ 若いタカラジェンヌさんの成長を楽しむ
1年目、2年目の若いジェンヌさんが好きになり始めると、また違う楽しみが出てきます。
これは、「ジェンヌさんの成長を楽しむ」という楽しみ方です。
トップさん、2番手、3番手は、もう10年以上在籍しているタカラジェンヌがほとんどです。実力もあり成熟して完成されていますので、見ているだけでうっとり魅了されます。
しかし、新人ジェンヌさんたちを見ると「まだまだ未完成」な状態。
でもそんな未完成の新人ジェンヌさんが、照明も当たらない舞台の端っこで200%の力で踊ったり、小芝居している姿を見ると、もう応援せずにはいられない。
次の公演で、前より歌が上手になってきた。ちょっと舞台の前に出てきた。ちょっとセリフがついた、ソロがあった。
そんな成長が楽しくて仕方ない。男役10年と言われています。
新人ジェンヌさんが目立つ位置にいくまで10年はかかるのです。
これは長い付き合いになりますね。
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