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月城かなとさんの絶世の美しさと栗田優香演出家デビュー作の魅力

宝塚歌劇団演出家

宝塚歌劇団月組の東京詩華集(トウキョウアンソロジー)万華鏡百景色(ばんかきょうひゃくげしき)は演出家栗田優香先生の大劇場デビュー作品です。

月城かなとさん海乃美月さんの退団発表のニュースがビッグすぎて、観劇の余韻が吹っ飛んでしまいそうですが、ショー自体はめちゃくちゃ素晴らしかったです!

栗田先生の次の公演が待ち遠しいです。

座付きの演出家の先生にはそれぞれ個性があります。

これから何度も公演を重ねて栗田カラーを作っていただきたいと強く思いました。

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お芝居仕立ての構成

少女が不思議な万華鏡を通して江戸から現代までの東京の景色をのぞくのですが、セリフが多めで一つ一つの場面のストーリーがとても理解しやすかったです。

最初は貧乏な花火師と売れっ子花魁(おいらん)の悲恋です。

その後時代と共に輪廻転生しながら出会ったり別れたりする構成が絵巻物の様でした。

ショーの中の一場面なのに、セリフと音楽とダンスの調和が素晴らしく、長い物語をいくつも観た様な濃いショーでした。

トキメク舞台装置

菊と花火をモチーフにした舞台装置が華かでキラキラしていました。

映像も組み合わさって迫力があり、まるで巨大万華鏡の中に入った気分になります。

舞台装置のキラキラ感がテーマパークの装飾の様で宝塚歌劇の中でも特に舞台装置そのものが可愛くてキラキラでワクワクしました。

客席降りも本格的に復活!

コロナ禍後の観劇デビューなので、客席降りのドキドキは未経験でした。

星組公演、花組公演とちょっとずつ客席降りが復活してきましたが、ここまで本格的に復活したのは本公演からですね。

舞台上ではなくジェンヌさんを目の前にすると、あちらの世界とこちらの世界が一体化する様な気がしました。

これからは客席降りの演出も楽しみの一つになりますね!

月城かなとさんの美しさを色々な角度から発見

素の時も舞台化粧の時も超絶美しい月城かなとさんですが、癖のある役を演じるとその魅力が何倍にもなります。