宝塚歌劇は次から次へと公演があって、本当に忙しいですね〜。
さて、2018年10月5日から宙組の宝塚大劇場で公演が始まります。
宙組公演 『白鷺(しらさぎ)の城(しろ)』『異人たちのルネサンス』 pic.twitter.com/OtsGPU9NzD
— lemon_ter (@zukachike) 2018年9月27日
公演を見に行く前にちょっと予習しましょう。
『白鷺の城』と「異人たちのルネサンス」の紹介をします。
-本朝妖綺譚- 『白鷺(しらさぎ)の城(しろ)』
本朝妖綺譚・・・・「ほんちょうようきたん」と読んで大丈夫?日本の綺麗な妖怪のお話・・という意味でいいでしょう。
「白鷺の城」は、宙組の久々の本格的な日本ものになります。
演出は、大野拓史さんです。
ショーの幕開きは、花や扇子の華やかな場面が舞台一杯に広がります。
ショー仕立てながら各場面にストーリーがあり、陰陽師・安陪泰成と妖狐・玉藻前(たまものまえ)の千年に渡る対決、愛のロマンが繰り広げられます。
タイトルの「白鷺の城」は、姫路城の別名です。
白鷺が多くいた「鷺山」に位置し、白漆喰で塗られた美しいすがたから、「白鷺城」と呼ばれようになったといいます。
白鷺城の天守には、古くから狐の妖怪が住んでいるという伝説があります。
真風涼帆演じる主人公・安陪泰成は、かの有名な平安時代の陰陽師・安陪清明の子孫にあたります。
玉藻前は、鳥羽上皇の寵愛を受けた美女で、“一目見たら恋焦がれて死ぬ”と言われるほどだったと言われています。
しかし、その正体は傾国の美女に化ける白面金毛の九尾の狐。
“天竺では班冠(はんぞくおう)の后、華陽婦人、中国の討王(ちゅうおう)の后、姐己(だっき)、周の幽王(ゆうおう)の后、褒姒(ほうじ)、日本では玉藻前”と名乗ったといわれ、時代
を超えて時の王朝を震撼させる妖怪と言われています。
日本に、遣唐使の船に乗ってやってきたとの伝説が伝わっています。
鳥羽上皇に取りついた 妖狐・玉藻前の正体を安陪泰成が見破ったことから、二人の因縁が始まります。
安陪泰成は、阿部家に伝わる最強の悪霊払い「泰山府君」の儀式で、玉藻前を退散させるのですが・・・。
その後も、二人は幾度も時代を渡って、美女と陰陽師の対決を続けます。
千年の時を越え、転生を重ねながらにらみ合いながら、陰陽師・安陪清明と妖狐・玉藻前はいつしか魅かれ合い、運命に翻弄されます。
そしてついに「白鷺の城」で、最後の決戦が始まります。
果たして、二人の恋の行方はどうなるのでしょうか。
諸説ありますが、一説では玉藻前の遺体は、今も陰陽師安陪一族が守った京都・宇治平等院の宝蔵に眠ると伝えられています。
今回は専科から松本悠里さんが出演します。
「異人たちのルネサンス」ーダ・ヴィンチが描いた記憶ー
芸術の秋に、芸術の黄金期15世紀のルネッサンスのフィレンツェでの物語です。
イタリアの名門メディチ家には、多くの芸術家が集まっていました。
なかでもマルチクリエーターとして好き勝手に創作に明け暮れてたのが、真風涼帆演じるレオナルド・ダ・ヴィンチです。
ダ・ヴィンチは、音楽・建築・数学・幾何学・解剖学・生理学・動植物学・天文学・気象学・地理学・物理学・光学・力学・土木学などに顕著な業績を残し、1519年5月2日に67歳でこの世を去りました。
そんなスーパー天才で、超美男子のダ・ヴィンチの素顔は、謎に包まれています。
現存する絵画作品はわずか15点。
完全主義者のダ・ヴィンチが破棄したり、長い時間をかけて何度も修正を重ねたと言われています。
そんな天才だけど外国語と暗算は苦手だったり、当時では珍しい菜食主義者だったと言われます。「異人たちのルネッサンス」は、天才ダ・ヴィンチの創作の源が一人の女性への愛だったと仮定したお話です。
ダ・ヴィンチが庇護を受けているメディチ家の当主ロレンツォ(芹香斗亜)の美しい愛人カテリーナ(星風まどか)は、ダ・ヴィンチの幼馴染み。
いつも寄り添っていたその少女は、心を閉ざした謎の微笑を向ける美女となって、再びダ・ヴィンチの前に現れます。
ダ・ヴィンチの周りで繰り広げられる憎愛劇は、ダ・ヴィンチにどのような記憶を残して行くのでしょうか。
キャスト
本公演 | 新人公演 | |
レオナルド・ダ・ヴィンチ | 真風 涼帆 | 瑠風 輝 |
カテリーナ | 星風 まどか | 夢白 あや |
ロレンツォ・デ・メディチ | 芹香 斗亜 |
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