いよいよ本日月組公演「エリザベート」の千秋楽ですね。
本日をもって愛希れいかが宝塚大劇場の舞台に立つのは今日で最後。
とても寂しい思いがあります。
私が初めて宝塚を知り夢中になったきっかけが宝塚100周年の記念公演がテレビで放送されたのを見た時からです。
その時、トップ娘役として立っていたのが、愛希れいかだったものですから、
とてもとても心に残っています。
その当時は龍真咲さんがトップでした。
スカイステージなどでインタビューや公演紹介などを拝見しても、トップ龍真咲さんに対してちょっと遠慮がちな対応をされている姿が印象的でした。
年齢が離れている上級生トップさんとの関係だったのでしょう。
愛希れいか自身がカメラの前では(舞台上ではありません)、自分らしさをまだ発揮しきれていない。表現しきれていない。
その後、月組トップが珠城りょうに変わってから、インタビューでの表情も柔らかく優しくなり、とても生き生きとした輝きが増したように感じます。自分らしく、それを表に出せるような環境となったのでしょう。
これは、「下級生」という年代のタカラジェンヌさんには必ずあることだと思います。
愛希れいかも自分らしさを表に出せる環境になり、その緊張感のような力が抜けて、舞台の上でも十分に自分の魅力を発揮できるようになったのが、トップが珠城りょうになってからかもしれません。
珠城りょうの包容力、人間力の中で更に愛希れいかは成長していけたのでしょう。
愛希れいかのずば抜けた演技力とダンス
演技がとても自然。舞台の上ではなく、舞台を降りても愛希れいかはこんな感じなのでは?と思わせてしまう自然な演技。
可愛らしさと、品の良さを兼ね備え。「セリフ」と「衣装」が揃うと、すぐにその役になりきれる器用さ。だから衣装チェンジすると全く違う顔を見せてくれる面白さがありました。
なんて器用な人なんでしょう・・・。
そしてダンスでは、大胆で、そして繊細。ダンスの中にもしっかりとした表現力がある、見ていて本当に面白い。そんな踊りをたくさん見せてくれました。
新しい娘役像
音楽学校生の途中で背が伸びてしまって、宝塚音楽学校生時代に娘役から男役に変更。
男役として入団し、その途中で、娘役に転向された経緯があります。
男役として学ばれた経験があるからか大胆さも兼ね備えた。
今までの娘役像は、「男役に寄り添う」という娘役像から、
「男性と対等な娘役像」という現代的で今の時代にあった娘役像を作り出してくれた気がします。
まだ、東京公演が残っています。
しっかりと愛希れいかのエリザベートを見て目に焼き付けたいと思います。
残り少なくなりましたが、東京公演千秋楽まで、応援していきます。
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