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月組「ON THE TOWN」蓮つかさ・輝月ゆうまが魅せる現代の男女像

観劇レポ

宝塚歌劇団月組公演の「ON THE TOWN」を観劇してきましたのでその観劇レポです。

公演場所は、東京国際フォーラムです。

この東京国際フォーラムという場所は、有楽町駅からも徒歩3分。
そして東京駅からも直結(京葉線の近く)しています。
東京宝塚劇場からも歩いて約7分ですので、
1日で東京国際フォーラムと東京宝塚劇場の二つの公演を見れるじゃん!という距離ですよ。

さて、月組「ON THE TOWN」

潤色・演出は野口幸作氏。
大劇場デビュー作は星組『THE ENTERTAINER』
雪組『SUPER VOYAGER』
などのレビュー作品

そして、この公演は月組新トップコンビ珠城りょう・美園さくらのお披露目公演です。

この後、ネタバレあります。

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3組の見せ場がすごい

月組新トップコンビ珠城りょう美園さくらのお披露目作品ですが、
中心は、珠城りょう、暁千星、風間柚乃の3人がメインで、その3人の絡みが中心になる構成です。

そして、その周りを固めるのが、暁千星の相手役になったヒルディー役の白雪さち花と
風間柚乃の相手役になったクレア役の蓮つかさが今回娘役として登場。

①男役3名の場面
②暁千星×白雪さち花
③風間柚乃×蓮つかさ

の3つに見せ場が集中し、その印象が強く残っているために、

珠城りょう×美園さくらの存在が薄いのがお披露目公演としては少し残念。

①男役3名の場面

中心男役3名の場面では、風間柚乃が、好印象。
若さと男っぽさとやんちゃっぽさがあり、芝居、歌ともに安定感がある。

アドリブもテンポよく、これからの風間柚乃に期待が膨らみます。

②暁千星×白雪さち花

暁千星×白雪さち花 の場面では、
白雪さち花の、ハチャメチャっっぷりが相変わらずの安定感で上手い。

白雪さち花の強烈な個性が炸裂していました。

また、近年、増えてきた舞台映像を駆使した魅せ方も、宝塚歌劇としての新しさを感じます。

雪組「ファントム」でも驚きましたが、
最近は、映像を使うことでディズニー映画をみているようなワクワク感を舞台でも楽しめるように作ってきていますね〜。

③風間柚乃×蓮つかさ

風間柚乃×蓮つかさ の場面では、

男役の蓮つかさ演じる女性役もよかったです。

女性の中に感じる「男っぽさ」で、
特に「仕事をバリバリこなす女性」の中にある男性的なところを、普段男役を演じている蓮つかさだからこそ出せたと感じます。

男性パートナーに寄り添う女性を装いつつ、実は一人で生きていける強い女性。

最近の女性の生き方には多くないですか(笑)。

この役は確かに娘役が演じるより、男役が演じるところに面白さが出る。

名脇役の輝月ゆうま

そして、時々(定期的に)、登場するクレアの婚約者役の輝月ゆうま
輝月ゆうまの存在感。とんでもなくいい名脇役っぷりです。

「わかるよ〜」と女性に理解のある懐の大きい男性を装い、自分の意見をパートナーに主張できず、心にトラウマを抱える男性像。

こういう男性も最近では多くないですか(笑)?。

ちょっと残念なのは、私が大好きな佳城葵の見せ場があまりなかったところです。

こういう軽い感じのコメディー作品に佳城葵はぴったりだよ〜と思っていただけに、
見せ場があまりなかったのがちょっと残念。

佳城葵の良さをもっとアピールできるような作品だったはず〜!
もっと作品が面白くなるのに〜!

と、いちファンとして「演出家さん、もっと佳城葵を出して〜!」思いましたです。

相変わらずの語彙力のない、観劇レポですが、以上です。

公演は、本日千秋楽ですね。(2019年1月20日)
この公演で月組男役「輝生かなで」が退団します。