宝塚バウホールで公演の「アンナカレーニナ」の千秋楽を見てきました。
今回もライブビューイングです。
ファントム以来、ちょっとLVが好きになっています。
同じ時間を共有している喜びは感じられるし、演者の表情をド・アップで見られる嬉しさもあり。
そして何よりチケットが当たっちゃうんですもの。
もちろん劇場チケットも抽選に申し込んでますけど、これは全然当たらない(泣)。
そんなこんなでLVに行ってみたら、結構満足感が高いことがわかったのです。
アンナカレーニナを見た感想
大人の愛の物語・・・なのですが、
超現実的な世界に生きている私からすると、
「美しい愛」のお話ではなく、
「ちょ、ちょ、ちょっと〜!アンナ〜!あんた、勝手なお人やね〜」
「いやいや、あんた、一回謝ったのに、なんでそっち行くの〜?」
「え?願い叶ったと思ったら今度はこっち?」
なんて超現実的な突っ込みをしてしまう自分。
勝手な女に翻弄されるいい男二人。そんな感じでした。
もっと深い「愛」について語れればいいのですが、今回はなかなかそういう心境にはならなかった。(作品の問題ではなく、私自身の心境の問題です)
やっぱり美しいものは美しい。それだけで幸せ
しか〜し!とにかく美弥るりかと月城かなとの二人の男役が美しすぎて。
もう、それだけで幸せな気分。
危険な美しさを醸し出す美弥るりかと
宝塚らしさを持つ美しさにプラスして
厳格で懐の大きさを持ちつつ寂しげな美しさを見せた月城かなと。
大きな画面でアップで映し出される二人の顔はもう美しすぎました。
そしてその最強の美を持つ二人に決して負けていない海乃美月も美しかったです。
海乃美月の演技も良かった。
今回注目の最下級生104期生のきよら羽龍さんも良かったですね。
初々しさが必要な役にぴったりはまり、歌も素敵でした。
専科の美穂圭子も社交界のリーダーっぷりを見事に発揮。
お芝居そのものを楽しめるバウホール公演
バウホールの公演は大劇場の舞台と違って、せり上がりなどの大きな舞台装置がない分、
舞台展開で色々な工夫をしていたり、豪華でキラキラに頼らず、
純粋に「お芝居」そのもので勝負してくるタカラジェンヌ。
そんなお芝居そのものを楽しめるのもバウホール公演の楽しみですね。
途中でベッドの上の地球儀が落ちそうになったのを美弥るりかが見事に受け止めた直後に
服のボタンに相手役の服が絡まってくるのを、セリフを続けながら、ちゃんと解いているダブルハプニングの瞬間もあり。
役の中に入り込みながらでも、周りをしっかり観察している・・・ってほんと、すごいですね・・・。
さすがです。
さて、最後のご挨拶。
光月るうから、「宝塚の愛の巡礼・美弥るりかがご挨拶申し上げます。」との紹介に、
美弥るりか「セクシー組長」と光月るうに返す一幕もあり、裏でどんなニックネームで呼び合ってるんだ?
奇跡が起きる宝塚
美弥るりかの挨拶の中で、
アンナカレーニナは、(宝塚に入る前に)客席で見たことがあり、なんて素敵な世界があるんだと感動した。それからまさか自分がこうして
アンナカレーニナの舞台にたってヴィロンスキー伯爵役を演じる日が来るなんて、
そんな奇跡が起こるんです!
と言っていました。
奇跡。
先日のファントムでも望海風斗が夢を叶えた瞬間に立ち会えた。
宝塚って、本当に夢を叶えたり、奇跡を起こしたりする人のいるところ。
そんな場所、そんな空間だから、私も毎回とてもパワーをたくさんもらって毎日を過ごしています。
今日も素敵な舞台をありがとうございました。
「Blue-rayの撮影が入っています〜」ってみやちゃんが言っていましたので、そのうち発売されますね。楽しみです。