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宝塚歌劇団・娘役さんが格好良いショー場面を紹介

初心者のための宝塚

宝塚歌劇団といえば、格好良い男役さん・・・だけではなく、実は娘役さんも格好良いんですよね!

かすみ草のように繊細、薔薇のように華やか、百合のように清廉な娘役の姿だけではなく、思わず「格好良い・・・」と見惚れてしまうことがあります。

今回はそんな格好良い娘役さんのショー場面をご紹介したいと思います。

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第21場『リシュブール(ヨード)』
“エイト・シャルマン”の場面、と言ったほうがわかりやすいかもしれません。

仙名彩世さんを中心に、娘役さんがダルマのお衣装で踊ります。

仙名さんはこの場面に「男役さんへの憧れ、リスペクトを込めて」いたそうですが、

色気があるのに品はある、でも銀橋での掛け声はみんな男前

そしてダンスのキレが素晴らしい!

1分30秒ほどの短い場面ですが、とても印象に残っています。

仙名彩世さんのサヨナラショーの最初の場面でも復活して役さんたちがダルマ姿で。
本当に格好良かったです!

『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』

S8『グッディの怒り』 

通常のショーでロケットといえば、ニコニコ笑顔、溌溂としたダンスを踊ります。

しかし、このロケットは怒りをテーマに、娘役さんを中心に踊ります。

まず、愛希れいかさん演じるグッディが、怒りの感情を包み隠さず、高らかに歌います。

今までお花を持って、笑顔で元気に仕事をしていたのに、このギャップが凄い!

そして娘役さんが「活性化!活性化!」と叫びながら拳を振り上げて踊ります。

個人的には愛希れいかさんが袖にはける直前の、「あとは任せた!」と言っているかのように腕をビシッ!と決めるところが格好良いなあ~と思います。

通常のロケットでは男役さんがセンターの中高(身長の高い男役さんがセンター、袖に向かって段々と身長が低くなっていく)なのですが、このロケットは娘役さんがセンターです。

この場面をみていると、「娘役だって男役に負けない、これだけできるんだ!!」と訴えているように感じます。

ル・ポアゾン愛の媚薬

第三章 愛の誘惑(アダムとエデン)

ちょっと前の作品ですが・・・・初演の、アダム(剣幸さん)とイヴ(こだま愛さん)が駆け引きしている周りで、アダムに恋する他の娘役さんが歌い、踊る場面です。

このアダムとイヴの場面は難しい振付やリフトをさらっとこなす、こだま愛さんも格好良いのですが、周りの娘役さんが、自分が一番アダムを愛している!と火花を散らしているようなんです。

髪型も大人っぽいソバージュの方もいれば、ストレートの可愛い系の方もいて、アダムがどんなタイプの女性も虜にしてしまうのがわかります。

この「ル・ポアゾン」という作品ですが、とにかく娘役さんの見せ場が多かったです。初演のパレードでは3・4・5番手男役さんは歌わずに三人で階段降りをするのですが、娘役さんは3人も一人で階段降りしているんです!

エトワール以外で娘役さんが一人で階段降りすることは大変珍しいのに、三人も!と驚きです。

最後に

格好良い娘役さんのショー場面をご紹介しました。

最近の宝塚は、娘役トップさんには見せ場がたくさんありますが、トップ娘役さん以外の娘役さんには見せ場が少ないな・・・感じています。

パレードで銀橋にスターさんがずらっと並んだ時、中心にいるのは男役さんばかりです。

男役さんだけではなく、娘役さんにもチャンスを与えてほしい、だってこれだけできる力があるのだから・・・とよく思っています。

これからも、娘役さんの格好良い場面がどんどんできることを期待しています!

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