宝塚歌劇団星組「ロミオとジュリエット」B日程を観劇しました。
観劇する前は、星組2番手の愛月ひかるさんのティボルトが見たかったな〜!という思いでした。
2番手なのに、セリフのない「死」・・・なんてもったいない〜!とすら思ったのです・・・・。
しかし、観劇中にもうその思いはすっかり消え失せた。
なんて素晴らしい「死」なんでしょう・・・・。
妖艶で、少し怖い。まさにロミオの「死」を予言させる存在として、そこにいる。
ロミオの影のようでもあり、「死」に向かって引きづりこむ、まるでエリザベートのトートのような・・・。
演出家小出修一郎の思い
購入したパンフレットに、演出家、小出修一郎の言葉が書いてありました。
愛月ひかるのティボルトは哀愁を、死は恍惚を表現し得て培った力の開花を感じさせる
・・・・と。
まさに、小出修一郎は今の愛月ひかるに「死」を演じさせたかったのだ・・・・・。愛月ひかるさんの「死」をお客様に見せたかったのか・・・。
やっぱり演出家さんってすごい!
そして、大人の、男役としても成熟し、タカラジェンヌ男役として完璧な存在となった愛月ひかるさんの演じた素晴らしい「死」を見れたことが、本当に幸せな時間でした。
目が離せない
星組の若手トップコンビ2人も目が離せない存在ですが、それにも増して、後ろにいる愛月ひかるの存在感たるや、、、、。
いやいや、本当に上級生、円熟したタカラジェンヌの美しさとは、こういうものか・・・・・・と、改めて感じて目が離せませんでした。
愛月ひかるの指先から、表情までずっと追っていたいと、オペラグラスをおろせませんでした。
・・・・と言いつつ、やっぱり、ティボルトも見たい・・・・チケット〜!!!(ない!)