2021年も終わりに近づこうとしています。
大劇場、東京宝塚劇場でも無事に千秋楽が終了しましたね。
本日は今年の宝塚歌劇を振り返りながら1年の締めくくりをしたいと思います。
とにかく退団ラッシュの1年
2021年はやはり「退団ラッシュの一年」だったのではないでしょうか。
もともと2020年に退団予定だった方たちがコロナによりずれ込んだこともあり、毎公演のように退団がありましたよね。
雪組
まずは4月に退団された雪組元トップコンビの望海風斗さん&真彩希帆さん。同時に3番手スターだった彩凪翔さんも退団されました。
お三方とも退団後すぐに外部舞台で活躍されているので、随分前のような気がしますよね。
退団公演「fff/シルクロード」はコロナ禍でありながらかなりのチケット難となりました。
花組
花組では7月に元トップ娘役の華優希さんと、2番手スターだった瀬戸あきらさんが退団されました。
柚香さんと華さんのコンビは、大劇場お披露目からコロナの影響をもろにうけてしまい、退団公演でも無観客配信を余儀なくされました。
苦しい状況が続きましたが、「れいはな」は本当にお似合いのお二人だったと思います。
そして長らく花組を支えて下さった瀬戸あきらさん。瀬戸さんがいたからこそ作り上げられた舞台が沢山ありました。今はすっかり綺麗なお姉様になられていてびっくりです!
月組
月組ではこちらも元トップコンビの珠城りょうさん&美園さくらさんが退団。
まだまだ「たまさく」の時代を見られると思っていたので寂しいお別れでした。
珠城さんは研9での抜擢から、ここまでよく頑張ってこられたなあと思います。
珠城さんの退団意向を聞いて、自分もと即決したという美園さんのエピソードにもぐっときました。
専科
10月には“レジェンド”と呼ばれた専科の轟悠さんがついに退団されました。
雪組トップを経て専科へ。
36年間宝塚歌劇に貢献されてきました。正直ずっと宝塚にいらっしゃる方だと思っていたので、退団を発表されたときは衝撃が走りました。
これからの人生は自分のために穏やかに過ごしていただきたいですね。
星組
そして12月26日には星組2番手スターの愛月ひかるさんが退団。宙組から専科を経て星組へ・・・。たくさん苦労されたと思いますが、無事にファンの皆様の前で退団の日を迎えることができてよかったなあと思います。
星組以外のトップコンビが一新
退団ラッシュに伴い、2021年は星組以外のトップコンビが一新することとなりました!
雪組では「だいきほ」の後を受け継ぎ、彩風咲奈さん&朝月希和さんがトップコンビへ。朝月さんは雪→花→雪と組替えを経験し、晴れて彩風さんのお相手となりました。
てっきり下級生が抜擢されるとばかり思っていたので、かなり嬉しい人事でしたね。
大劇場お披露目公演「CITY HUNTER」も評判高く、良い新生雪組のスタートが切れたと思います。
花組は華さんの退団により、宙組のトップ娘役だった星風まどかさんが、専科を経て花組のトップ娘役へ。かなり異例のことでびっくりしました。
正直不安もありましたが、今の柚香さんと星風さんを見ているとこの決断は正解だったんだなと思わざるを得ません。
「れいはな」を超える勢いの「れいまど」コンビは、2022年も大活躍してくれそうです。
そして宙組では、星風さんの移動により潤花さんがトップ娘役に就任。
真風さんとはかなり学年差がありますが、真風さんの包容力が素晴らしくこちらも素敵なコンビ誕生となりました。グっとフレッシュに若々しいイメージになりましたよね!
月組は「たまさく」の退団により、2番手スターだった月城かなとさんがトップに就任。お相手に海乃美月さんを迎えました。
中堅娘役として月娘を引っ張ってきた海乃さんのトップ就任には沢山の祝福の声が!大劇場でのお披露目は1月1日からとなりますが、とても楽しみですね。
コロナ禍で配信が活発に
元々千秋楽の配信は実施されていましたが、コロナ禍により更に配信が活発になりました。
2021年からはバウホール公演や新人公演の配信も開始。これはとても大きな変化だったように思います。
日程も少なく、倍率も高い公演バウや新人公演を、より多くの人が手軽に見ることができるようになったのはファンにとっては嬉しい出来事だったのではないでしょうか。
クリスマスにはタカラヅカスペシャルの代わりとも言える特番も配信され、劇団からの愛を感じました。
これからの時代、配信コンテンツはもっともっと増えていく気がします。
激動ともいえる1年だった2021年。
コロナ禍ではありましたが、タカラジェンヌの皆様には今年も沢山夢と希望を与えて頂きました。
2022年も素敵な舞台が沢山見れますよう願っております!