宝塚歌劇団星組に続いて月組の休演も発表され、心にぽっかりと大きな穴が開いている方も多いと思います。
星組に関しては、一日だけ幕が開いたのは何だったのかしら、と思ってしまいますね。
星組さんも、月組の『DEATH TAKES A HOLIDAY』チームの皆さんも、すべての生徒さんが再開日まで無理せず、しっかりと体を休めていただきたいと願っています。
幕が上がるまでの間、特に星組ファンの心の隙間を埋めてくれる素晴らしい贈り物、『「anan」2351号スペシャルエディション版』が絶賛発売中です。
ついに星組バージョンの発売です。
これで5組、すべて揃ったことになりますね。
6月18日の星組再開までのパッションを補給するために、素晴らしい「anan」を見ていただきたい!
その思いを込めて、『「anan」2351号スペシャルエディション版』をご紹介したいと思います。
この美しさは、星組ファン、宝塚ファンだけではなく、全人類必見です!
ぜひ最後までお付き合いください。
表紙がすでに美しすぎる!
表紙の時点で、すでに読者の心を鷲掴みです。
本当に美しい!
こちらをまっすぐに見てくる礼真琴さんの物憂げな表情に、くぎ付けになってしまいます。
これは宝塚ファンならずとも、書店で足を止めてしまうのではないでしょうか?
濃いブルーのお衣装もお似合いで、カッコよさ全開です。
礼さんの肩の部分に、大きく「恋と運命」と書かれています。
この号が占い特集であることを示しているのですが、表紙の礼さんの美しさに運命的な恋に落ちてしまう人続出でしょう。
「恋と運命」とは「anan」からの、礼さんへの沼落ちの予言にも思えます。
礼さんのお名前の下には「清新な情熱。確かな力」と書かれています。
これほど端的に礼さんを表す言葉があったかと、驚きました。
情熱的な舞台は、星組の伝統です。
「清新」とは、大辞林によると「新しく、生き生きとしていること。さわやかなさま」とのことです。
「男くさい」「ヤンキー」とも評されていた星組の伝統に、少年めいた魅力で生き生きとした爽やかな風を吹き込んだ礼さん。
もちろん以前の熱すぎる星組も大好きですが、礼さんがトップになってからの星組もまた素敵です。
トップさんによって魅力が変わることが、宝塚ファンをやめられない理由の一つでもありますね。
礼さんの魅力爆発。目線が麗しすぎる
- 明るく清廉な光は力強くまたたいて。
「anan」が礼さんにつけた惹句には、頷くしかありません。
その一方で、礼さんの一枚目のお写真はこちらをぐっと捕まえるような視線で、清廉とは真逆でもあるように見えます。
歌にダンスに芝居にと、すべてに高い技術力を持つトップスターと紹介されています。
本当に何でも出来る、出来過ぎるぐらいのスターさんですよね。
礼さんと言えば、少年らしさが残るところが大きな魅力だと思いますが、アダルトな色気も見せつけてくる「anan」さん。
どれだけ礼さんの魅力を引き出すおつもりでしょうか?
弾けるような笑顔から、愁いを秘めた大人の色気まで、一枚ごとに変わっていく礼さんの表情に目を離せなくなります。
どんな衣装も着こなしてしまう礼さんに、脱帽です。
礼さんのインタビューは、大劇場お披露目がコロナ禍に見舞われたことに始まり、『1789-バスティーユの恋人たち-』で終わります。
礼さんのトップとしての経験は、コロナとの戦いでもあったことに改めて気づかされ、胸が痛みます。
それでも舞台への愛を強く語り続ける礼さんは、本当に尊敬できるトップさんだと強く感じました。
瀬央さんにはやはり赤が似合う
- 力強く誠実な美しさ。
「anan」さん、瀬央ゆりあさんの魅力をよくわかっていらっしゃいます。
星組らしい情熱と、お人柄の良さを兼ね備えたスターさんです。
赤のスーツを着こなす瀬央さんの髪に赤いメッシュが入っていて、つくづく赤の似合う方だと感じました。
撮影現場は「anan」発売前、ステージナタリーさんで、“雑居ビルにある探偵事務所のような世界観”と紹介されていました。
お三方とも同じスタジオ、同じ世界観での撮影です。
自然と『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人-』を連想してしまいますね。
お三方の中で、瀬央さんだけがベッドと思しき場所に寝ていらっしゃるカットが出てくるのですが、やはりこの探偵事務所の所長なのでしょうか?
スタッフさんの遊び心にくすりとしてしまいます。
「洗練されていながら、どこかクラシックな香りも漂わせる男役」という紹介は、頷くしかありません。
『バレンシアの熱い花』で、伝統的な男役が似合う方だと改めて確認した方も、多いのではないでしょうか。
星組で飛躍する暁さん
- いま黎明のとき。
月組で弟キャラだった暁千星さん。
星組でいい化学反応を起こし、成長したのは重々理解していたつもりでした。
それでも「anan」で見せるちょっとワルい色気に、ドキドキさせられます。
サングラスから覗く視線に、ハートを射貫かれてしまった人も多いはず。
礼さん、瀬央さんがカラフルな、宝塚の男役にしか着こなせないような衣装を身にまとう一方、暁さんは藍色でまとめたファッションで攻めているのが、印象的です。
『ブエノスアイレスの風』が転機だったと記事内に書かれていて、それを意識した衣装なのかな、と感じました。
それとも星組ブルーでしょうか?
シンプルにかっこいい姿に、今が「黎明のとき」なら今後どれだけ素敵な男役さんになるのかと、末恐ろしいです。
星組の『1789 -バスティーユの恋人たち-』では、入団4年目で演じた月組時代には見えなかった深い部分まで、掘り下げられるのではないかということ。
再び幕が上がる日が、本当に楽しみですね。
すべての方に見て欲しい!
カッコよさ満載の、『「anan」2351号スペシャルエディション版』は、見逃し厳禁です。
店頭ではすでに見かけないところがほとんどだと思いますが、Amazonなどネット書店ではまだ購入できますので、
未見の方は是非ご検討ください。
デジタルではなく、ぜひ紙で見ていただきたい一冊です。
お三方のバランスも素晴らしく、瀬央さんの専科異動前にこの「anan」が出てよかったと、強く思わざるを得ません。
ページを開いた途端、あまりの美しさに声を上げてしまわないよう、ご注意を!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。