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望海風斗「さらば、宝塚ファン歴が長いからこそ感じる味わい深い」

宝塚歌劇を楽しもう

引き続き、だいもんのトップスター主演作品について語っていきたいと思います。

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「壬生義士伝/MUSIC REVOLUTION」

・新選組、吉村貫一郎。一部、プレお披露目で誠の群像で
新選組を演じていた彼女にまた、石田先生の新選組??と
ネガティブが前評判を打ち消す、東北訛りと滅びゆく男の美学

家族のために身を粉にして働く姿やトップ男役が新選組の下っ端で
お酒の給仕をする姿は新鮮な役柄であったり、これは、改めて
望海風斗のために書かれた役だと納得のいく作品に仕上がっていました。

今でもだいもんの朝廷に軍に立ち向かうセリフが鮮やかに読みがってくる
「新選組、吉村貫一郎~~」と戦う姿が。

『はばたけ黄金の翼よ』

タカラヅカのクラシックな作品。

ヴッイトリオが登場するシーンを
過去のプロローグのyoutubeにアップ版と比較してみた。
プロローグの時間、テンポ感ともに2019年だいもんverの方がテンポよく
曲の流れもスムーズ。

再演と合って過去の振り付けのニュアンスが残っていて
一から作り上げた作品ではなく、リメイクといった趣となっている。

アシンメトリーで左右非対称のだいもんのロングヘアー宝塚のマントスタイルが
最高に好きでしたね。

ヅカのマント好きの私は、自分の結婚式で、黒と白2色のマントをレンタルし
右のみをピン停めしてヅカっぽいニャアンスを楽しんだ記憶があります。

ヴィットリオは、漫画のキャラクターと書かれた時代が80年代とあって、
ヴィットリオがクラリーチェとの男女の関係性の描き方が、
「俺の背中を見ていればいい。俺についてこい」と
表面的にはふるまっていても、愛情を隠し切れずに
クラリーチェに剣の使い方を教えるシーンも印象的でした。

ラストでは
「自由にはばたくお前を俺のそばにおいておきたいと思うが、いつかお前が
戻ってくる日が待っている」との包容力を見せる場面もありました。

男役のおいしいところ「ラブシーン」への展開が前半のヴットリオの好きな子には少し
いじめたくなる的な愛の表現から、クラリーチェ生き方そのものを包むような愛へと
変化させ、ラストの歌は、前半、クラリーチェの歌に寄り添う形でうたうだいもんの歌声。
だいきほの歌声と静かなラブシーンに魅せられました。

「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」

まぎれもなく、ファントムという海外ミュージカルの代表作と並んで
オリジナル作品の代表作となったヌードルス。

少年の純粋な思いのまま、
ギャングとしての道を歩んだがバラの花びらの約束の場面のプロポーズで見事にフラれる姿に痺れました。

二幕は悪行と友を救いたいとの思いの葛藤、そして、冒頭のサスペンスの
幕切れに向かって物語はデボラとの再会。

マックスの死すべてを記憶の彼方に蘇る「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」(今は、昔の物語)と
あの歌声で作品すべてを集約させて歌うあのだいもんの姿が大好きでした。

これからの歌劇ことはまったくよめないわけですが、タカラヅカスカイステージでオプション料金での舞台映像の中継、ネットでの有料中継等
だいもんがタカラヅカから去る日まで、舞台を私たちファンに
どうみせてくれるのかが、宝塚歌劇から、そして退団を発表され、
残り少ない宝塚人生である望海風斗さんから目が離せません。

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