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「すみれコード」にマニュアルは存在しない!

宝塚歌劇を楽しもう

彩羽真矢(あやはねまや)ってご存知でしょうか?

彼女は元タカラジェンヌで退団後アイドルになって活躍されています。
現在は、積極的にYoutubeで活動されて宝塚に関することをたくさん発信されていますので、私も時々楽しく拝見しています。

今回は、「タカラジェンヌの掟・すみれコード」についてお話しされていました。
とても興味深く見させていただきました。

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すみれコードって何?

「清く正しく美しく」という理念のもと宝塚歌劇団が存在していますが、その理念を崩さないためにあるのが「すみれコード」と呼ばれるものがあります。

そのすみれコードの中でタカラジェンヌが言ってはいけないことがあります。

それが、「本名・実年齢・体重やスリーサイズ・収入について」は言ってはいけません。
なぜならタカラジェンヌは舞台上では「フェアリー」として、芸名で活動しているからです。
そして、上記のようなプライベートなことがわかってしまうと観劇されるお客様が現実に戻されてしまうことを防ぐために、伏せているわけです。

すみれコードは時代に応じて変化する

その他にも、飲食をしている姿を見せない、品のない表現をしてはいけない、などを言ってはいけないという決まりがあり品性を保っています。

ただし、時代によって少しずつ変化してきています。

宝塚専門チャンネル「スカイステージ」の中ではタカラジェンヌさんが飲食をしたり自由に発言している場面もたくさん出てくるようになりましたが、これも時代に合わせて変化していますね。

少しずつ変化していてもタカラジェンヌさんたちはそれぞれの努力で宝塚の品格を落とさないように努力されています。

すみれコードは誰が決めたのか

このすみれコードは誰が決めて、どうやって教わるのか?どうやって守っていくのか?というところです。

驚くべきことになんと、ルールブックはないそうです!

そしてさらに驚いたのは、その「すみれコード」を学ぶ時間や教えてもらう機会が一切ないということ!!!

不思議・・・・・。

タカラジェンヌらしいか、らしくないかを一人一人が考えて行動しているのだそうです。

タカラジェンヌの全ての人たちが、伝統あるものを引き継いでいこうという意識が根付いているのだそうです。

ますます宝塚の中ではどんな教育がされているのか気になるわ〜。

私が宝塚のファン時代も夢の世界だったけれど、中に入ってみても夢の世界でした。

なかなかこの時代に、いろいろなものを守り、伝統を受け継いでフェアリーを徹底している場所ってないと思います。
素晴らしい場所だと思います。

ぜひ、みなさんも宝塚劇場に足を運んで夢の世界を体験してみてください。

(彩羽真矢のYoutubeより)

ディズニーランドのマニュアルを思い出した

この動画を見て、ふと思い出したことがあります。

ディズニーランドで働くキャストたちに細かいサービスマニュアルは存在しないという話を以前聞いたことがあります。

もちろん、様々なアトラクションの手順書のようなものはあるでしょうが、サービスマニュアルは存在しない。

「ゲストにハピネスを提供すること」という企業理念のもとでキャストが自主的に行動しているということ。

似ていませんか?

タカラジェンヌが「清く正しく美しく」の理念のもとに自主的に行動する。

細かいマニュアルが存在しないことで、自らの判断で動く。自主性が高まる。突然の想定外の出来事にも対処できる、柔軟性が高まるということなのです。

様々な企業の中には、新人研修などで細かいマニュアルを配布して徹底させる企業も多い中、宝塚歌劇も素晴らしい教育をされているのですね。