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宝塚歌劇団のバウホール初主演は育成の場

宝塚歌劇を楽しもう

2019年3月にバウホールで行われた公演、宝塚歌劇団雪組の『PR×PRince』。

宝塚専門チャンネル「スカイステージ」で放送されていました!

公演からたった半年で放送してくれるなんて!!さすがスカステさん!

ということで、早速、テレビで鑑賞〜!

なんか深く考えずに見れて、案外楽しめた。
『何これ、内容、軽〜い!』っていう感じ(笑)の、コメディ。

バウホール初主演の永久輝せあの魅せたいところを考えて、可愛くなったりカッコよくなったり、コロコロ変わる。

全体が軽いコメディなので、なんでそんなにコロコロ変わるの?なんて、そこに深く意味を求めちゃいけませんよ。コメディだから。

最近グッと注目されてきた彩海せらさんとか。
潤花さんの大人っぽさと温和な雰囲気が交差する感じとか、
やっぱり本公演では、なかなかじっくり見ることができない下級生さんたちの良さも発見できるバウホールは、楽しい。

もうそんな風に、ジェンヌさんたちの魅力を引き出すことができたら、
わたし的には、その作品は大成功!!!!なのです。

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宝塚歌劇を初めて見る方へ

そう、このバウホール公演、今思うと、
本公演「ファントム」と「壬生義士伝」の間の公演でしたね。

もし「ファントム」で宝塚歌劇を初めて観て、その次、この公演が2回目の観劇だったとしたら、
え??同じ宝塚歌劇なの〜????っって、あまりのギャップにおののいたかもしれませんね。

『ファントム』カルロッタ役で素晴らしい演技と歌唱力を魅せてくれた舞咲りんさんも、
今回はキャラは似てるが発する発言が
「やっぱり推しの公演は、最低でも3回は見たいの〜!!!」って、宝塚ファンじゃん。
あ〜!すみません。文字で書いても、面白さが伝わりませんね。

とにかく、ファントムとの作品のギャップが凄すぎたってことです。

宝塚歌劇団には育成の場がある

何度かこのブログの中でも書いているのですが、
宝塚歌劇を最近好きになった方、宝塚歌劇をあまりよく知らない方に伝えたい。

宝塚歌劇団には、育成の舞台がある!ということ。

男役の芸として完成するには10年以上かかると言われています。

「1〜7年目で構成されている新人公演」を一度でも見たことがある方は、本公演と新人公演の差がはっきりわかるはず。

つまり、修行・育成の場のための舞台があるのが宝塚歌劇団です。

・・・ということで、その育成、修行の場は、いろいろな公演の随所で、タカラジェンヌさんを挑戦させているのでしょう。

その中でもこのバウホール公演。
特に「バウホール初主演」作品は、まさに、これからトップ路線を行くジェンヌさんたちの育成の場。

そして、座付演出家さんにとっても同じです。

特に宝塚歌劇団は有名な演出家を外から呼ぶのではなく、「座付の演出家」を新人から育てていく方式をしています。

この『PR×PRince』も、初演出の作品でした。

そのことを知って観劇するのとの、知らないで見るのでは、また違う楽しさを味わえると思いました。

例えば、
今回の主演の永久輝せあは、こういう雰囲気を持っていて、こういうところが素敵だから、それを引き出してくれる作品だといいな〜とか。

何が言いたいかというと、そういう見方をしていくと、宝塚歌劇団がもっともっと楽しめるっていうことです。

あ〜。こういう見方になってくると、わたしも相当なヅカオタになってきたわ・・・・・と思います。

わたしも最初の頃は、『その作品が面白いか』と「どのジェンヌさんが実力あるのか」みたいな見方しかしていなかったから。