いよいよ花組新トップコンビの、大劇場お披露目公演が迫ってきましたね!
元宙組トップ娘役の星風まどかさんが専科へ移動し、宙組トップ娘役に潤花さんが就任すると発表されたとき、多くのファンが衝撃を受けました。
本当にお似合いで、盤石と思われたコンビ(真風涼帆さんと星風まどかさん)が、こんな形で解消するとは思っていなかった人が大半でしょう。
大人っぽいお顔立ちながらも、ニコニコ笑顔が印象的な潤花さんが、アダルトな魅力あふれる真風さんの相手役になることへの不安もありました。
新生宙組、新生花組、蓋を開けてみればどちらもすごくお似合いで、また宝塚の掌で躍らせてしまった気がします。
宝塚ファンが「どうして?」と思っていても、結果で打ち消してくるのがさすが宝塚ですよね。
正直「なぜ潤花ちゃん?」と思ってしまった私ですが、今ではそのかわいらしさと「真風さんLOVE」っぷりに、すっかりハマってしまいました。
そこで潤花さんの魅力について、プレゼンしたいと思います。
少々ネガティブなことも書きますので、ご理解のある方だけお付き合いください。
最後までお読みいただければ、幸いです。
最初は不安でした
潤花さんが宙組トップになると発表されたとき、私の中の潤花さんのイメージは「ヒガシマル」でした。
「うどんスープ」のアニメーションCMが好きなこともあり、「ヒガシマルは可愛いものが好きなんだね」と思っていた程度です。
そんな認識ですから、宙組大人トップコンビが解消され、可愛い系だと思っていた潤花さんがトップ娘役になると言われた時の衝撃は大きかったです。
正直「大丈夫?」と思ってしまいました。
「Hotel Svizra House ホテル スヴィッツラ ハウス」では、潤花さんに当て書きされたと思しきバレリーナ役で、真風さんのダンディズムも冴えわたって、本当に素敵な舞台でした。
しかし大劇場お披露目時のインタビューは、「ありのままの自分で」「ありのままの姿で」という部分がクローズアップされた記事が目につきました。
もちろん真風さんに倣ってのことだとわかっていたのですが、少々不安になってしまいました。
魅力的なアイリーンに
「シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-」が、かつて花組で上演された「黒蜥蜴」を連想させたからかもしれません。
「黒蜥蜴」は大人な雰囲気漂う上質な舞台でした。
溢れる知性でシャーロック・ホームズを翻弄し、その心を動かした唯一の女性と言われているアイリーンです。
10期下で、お披露目公演の潤花さんで大丈夫なのかとドキドキしたのですが、結果は皆様もご存じの通り。
原作のキャラクター性を再現しただけではなく、潤花さんらしい魅力的なアイリーンとなっていました。
そして潤花さんが、真風さんの魅力を引き立たせるタイプの娘役さんであることに気づきました。
トップコンビの相性が大切なのは、言うまでもありません。
長く宝塚を見ていると「このトップスターさんの作り出す男役は、この相手役さんでしか成しえなかったな」と感じることがあります。
そんな娘役さんの持つ力を「寄り添い芸」「お慕い芸」と呼んだりもします。
ただそんな言葉では言い表すことのできない、素晴らしい反応をも見せることもありますので、これからが楽しみです。
そしてなんといっても、普段から「真風さんLOVE」が全開なところが、見ていて本当にかわいらしいですよね。
先日の宝塚カフェブレイクでも、公式ツイッター様から「ずっと真風さんの話をしてるような気がします…」と言われ、さらにこんな提案をされてしまうほど。
終始、真風さんへの愛が溢れていました。
真風さんを語るときの潤花さんは本当にかわいらしく、見ているこちらがキュンキュンしてしまいます
また番組中は常に笑顔を絶やさずしっかりとした受け答えで、思わず「トップ娘役3年目でしたっけ?」と思ってしまうほどでした。
真風さんへの愛が止まらない潤花さんがかわいらしすぎて、宝塚GRAPH10月号「THE COSTUME」で披露された、髪飾りに真風さんのイニシャルである「S」を忍ばせているというエピソードにも、キュンキュンしまいました。
相手役さんのイニシャルやモチーフをこっそり入れているトップ娘役さんは、ままいらっしゃいます。
こちらも宝塚初心者ではありませんので「あるある」で済ませられる話なのですが、潤花さんの「真風さん愛」を目の当たりにしていると、純粋に「可愛い」と感じます。
宝塚カフェブレイクでは、潤花さんの次の回が亜音有星さんでした。
その中で、亜音さんが披露されていたエピソードがとても愛に溢れていて、なおかつ可愛らしかったので、ご紹介させていただきます。
毎日トップさんのお化粧前にお花を飾る
潤花さんは毎日、真風さんのお化粧前にお花を飾っていらっしゃるそうです。
ある日あるお花が飾られているのを見た亜音さんは、潤さんに「その花言葉素敵ですよね。それを思って置かれたなんて、本当に素敵です」と声をかけたそうです。
けれど花言葉を知らなかった、潤花さん。調べて花言葉を知ると、顔を真っ赤にされたそうです。
その花とは、ひまわりでした。
亜音さんは番組内で花言葉を明かしませんでしたが、こちらでは紹介させていただきたいと思います。
一番有名なのはズバリ、「あなただけを見つめる」ですね。
潤花さんが照れてしまうのも、よくわかります。
このエピソードを聞いて思ったのですが、潤花さんの魅力って「ひまわり」みたいだなって思います。
燦燦と輝く太陽の下で、思い切り大輪の花を咲かせている。
誰をも魅了する天真爛漫な笑顔は、ひまわりの花を思わせます。
すっきりとした大人っぽいお顔立ちに、ひまわりのような明るくはじける笑顔。
この相反する両面を兼ね備えているのが、潤花さんの最大の武器なのかな、と思いました。
そんな潤花さんが、ひまわりの花が常に太陽を追うように、愛を向け続ける真風さん。
まさに宙組の大きな太陽です。
新たな宙組トップコンビのこれからに、ますます目が離せませんね。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。